二十五章
最後の大戦(6)
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動でもしているのか?
「ふむ・・・・小波と明命の情報だとしても、この状況は幸運に見える。洛中に鬼がいないのであれば、援軍到着も早くなるだろう」
「ですが本能寺本堂ではご主人様達が戦っていますが、私らにしか出来ない事をするしかありませんね」
「そうですね。周囲の索敵と援軍がどの辺りにいるかは、戦艦に任してありますから私達が出来る事は援軍を先導という大事な任務ですね。では行きましょう!」
という事で諜報組である思春と明命に小波はそれぞれのお役目を果たす為に動いたのだった。
「御大将、前方に本能寺。硝煙が凄い」
「分かってる!・・・・一真らは本能寺本堂にて決着をするのならば、私達は本能寺境内にいる鬼を倒す事。頼むから間に合って・・・・!」
「甘粕衆、本陣先手を務める。境内に突入後は、脇目も振らず鬼のぶち殺しを始める」
『応っ!』←甘粕衆兼夜叉衆
「・・・・御大将はすぐに一真隊の側に」
「ええ・・・・頼むわよ、松葉」
「・・・・(コクッ)」
本能寺内では、一通り戦い終えた者達と休憩するために一真隊と合流を果たした綾那と歌夜。槍も血錆となりそうだったし、まだ綾那と歌夜は愛紗達のように休憩無しには無理な領域だからである。ヴァーリチームと英雄チームには、それぞれに魔法使いがいてルフェイとゲオルグによって回復される。このぐらいの疲労を感じる事はまず無いからだ。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・ただいまですー!」
「さ、流石に疲れましたが黒神眷属の皆さまは疲労を見せないので不思議です・・・・」
「お帰りなさい!すぐに武具の手入れとお水を用意しますね!」
「綾那、一葉達はどこなの?」
「まだ前線にいるですけど、もっと凄いのは奥方衆とヴァーリ衆と英雄衆が凄いですー!鬼が近付く事も出来ないですし、休憩無しであんなに動き回る事が出来るのはいくら綾那でも無理ですー」
「一葉様のお力は重々承知していましたし、幽さんも思いの外お強くて驚きましたがもっと凄いのは二刀流にて振り続けているアーサーさんとジークさんですね」
「綾那、あのお姉さんの事、一葉様の腰巾着と思ってたです。ちょっとだけ見直したですよ」
「いつもは猫を被っているだけですわ。ああ見えて、幽さんは武闘派として立派な経歴をお持ちですからね。噂では、道ばたに眠る牛の角を掴んで放り投げたとか。・・・・化け物じみた膂力ですわ。まあそれよりお強いのが奥方衆筆頭である愛紗さん、華琳さん、雪蓮さんでしょうしその上がハニーですから」
「お水、持ってきました!」
奥方衆とヴァーリ達と曹操らが聞いているとは知らない内に、剣を持ちながら飲み物を飲んでいたり軽食を食べながら拳を出していたクロウ達だった。強者は片手に得物を持ちながら
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