二十五章
最後の大戦(6)
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しいとな。あれだけ夜の営みは凄いのにどの口言うとかだったが、ヴァーリ達は聞かないフリをしていた。
「そういう事は俺らが居ない所で言った方が、一真は喜ぶと思うんだが」
「歌夜も綾那も大胆なのか恥ずかしがり屋なのかはどっちでもいいから、今は目の前の事を集中しろ!」
「はいなのです!」
「あ、おい!単騎駆けは駄目だとあれ程言ったのに、歌夜は綾那を頼む」
「承知しました」
ヘラクレスが歌夜に指示を出しながら、一葉は笑いながら戦っていた。今まで暴れていなかったのか、それはそれは笑いながら鬼を抹殺していた。それは幽も同じであり、二人は今までのストレス解消に鬼を斬って斬って斬りまくり。
「ふははははははっ!はーっはっはっはっ!」
「ふふふふふふふ、ふーふっふっふっふっ!」
「血湧き肉躍る!まさに今、余は生きておる!生きておるぞー!」
「いやはや、たまにはこうやって運動するのも楽しいものですなぁ。おや一葉様、右手に足軽大将らしき鬼が・・・・」
「その命、余が貰ったーっ!」
言葉と言葉との話し合いながら、足軽大将らしき鬼を斬り殺した。ホントは組頭ぽい鬼だったが、曹操達が援軍に行かなくとも大丈夫だろうと判断して他の方に行った。今の二人に何を言っても無意味だからだ。
「お見事で在らせられる!相変わらずな技の冴え、鹿島新当流の極みですな!」
「うむ!フンッ!次の獲物はどこじゃーっ!」
「・・・・やれやれ。一真様らが本堂にて戦いを案じ、胸が痛んでおられるのにそれを必死に隠しておられる。己が焦れば、その焦りが本堂にて戦ってらっしゃる一真様の心配と考えられるのであろう。素直ではありませんなぁ・・・・」
「やはり幽は気付いていたか、まああれは照れ隠しなのではないのか?」
「はーっはっはっはっはっ!・・・・ふふふふふふふふっ!はーっはっはっはっはっ!」
「その様ではありますが、ここは素直ではないという事にしておきますか?アーサー様」
「その様子ではありますが、倒せど倒せど鬼の数は減らない一方ではあります。本来であれば状況は余り良くないと思いますが、私らが持っている聖剣にて葬っているので大丈夫かと」
「そのようですな。早めではありますが、越後の龍と甲斐の虎が早く来てほしい所ですが今どの辺りに?」
「本能寺付近にはいませんが、大丈夫ですよ。小波さん並みに諜報を得意とする者がおりますから、今は目の前を片付けましょうか。私が持つ聖剣二刀流にて・・・・」
一方小波と思春と明命は、物見に出ていたが三人とも合流をして互いが持つ情報を共有していた。周囲に鬼の影が無い事で、洛中の鬼は何らかの力か方法で本能寺に集まって居る様子だった。土中を通ってか、一真みたいに空間を歪ませて空間移
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