二十五章
最後の大戦(6)
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物語がまるで書き換えられたようだ。ま、俺は最初からお前が前回葬ったはずのだとは気付いていた。鬼を引き寄せる力に目覚めた為、翻弄されては終幕の舞台に奏と久遠を連れてきた。二人は語り部となるが、俺対エーリカの対戦をいつまでも語ってくれるだろう」
「一真は主役であり狂言回しではありません。流れに抗おうとした事で、解放されるのは貴女か久遠のどちらかだけだと言いたいのでしょうけど。どうやら本能寺の変みたいになっていますね」
エーリカが指を鳴らすと本能寺が燃え上がったが、俺らは光秀が攻めてきた時に火矢を放ち門を封じてから総攻撃をした事。信長が逃げないようにして、打ち漏らさないようにしていたが、俺らの戦いは言葉と言葉がぶつかるようにしてから剣と剣がぶつかり合う。終幕は本能寺は焔に包まれないといけないだが、炎の精霊によって燃えるのを遅延するように指示を出した。
「ここからは俺の喧嘩だ、どこからでも掛かって来い!」
「それでは行きますよ。私対貴方、どちらかが滅ぶまで鬼は増え続けるでしょう」
「言葉のぶつかり合いはお終いだ、ここからは剣技の腕と悪しき力によってお前の精神世界に侵入する事が第一目標だ」
「やってみなさい。前回は簡単に葬られましたが、今回は上手くいかないように空間切断という力を抑える事で私には効果がありません」
「だったらやってみるさ!」
奏は燃え上がる炎を中和する為、自分の持ち味である炎による防御方法で守護していた。ここで時間を巻き戻すが、黒神眷属はそれぞれのチームで屠っていたがいくら強化体鬼でもドウター化した鬼でもヴァーリ達には斬れるのだから。やっと視認出来るようになったので、もう一回ルフェイとゲオルグによるビッグバンで周辺一帯を屠ってから綾那達と合流を果たした。
「ほらほら、もっと掛かってくるですよー!」
「もう、綾那ったら遊びじゃないんだからね?」
「分かってるです!でも綾那、楽しくて仕方が無いです!この一撃の為に生きてるーって思うです!」
「何だかウチのお父さんみたい。お酒を呑む時に、似たようなセリフを仰ってるわ」
「と何だか囲まれているようだから、来てみたがいつもより力が増しているとは思わないか?」
「ヴァーリ様、そういえばいつも振る槍が何だか軽くなっているように思えます」
「綾那もです!」
綾那と歌夜は無意識だったそうだが、ヴァーリからの指摘にそう感じたと思った。これは今まで一真による指導の賜物であり、無駄な動きと槍捌きを捨てた事による軽い動きになったからだ。奥方衆魏呉蜀については、本堂前で暴れているが危機感を感じないのでヴァーリチームと英雄チームが下がってきたようだった。
ここで綾那は背中を預ける事を一真に言えば喜ぶという話題になったが、歌夜は恥ずか
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