二十五章
最後の大戦(6)
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鋒と八大夜叉大将の指揮下に入った夜叉衆の後に続きます!八咫烏隊と黒鮫隊で、火力を集中して下さい!」
「黒鮫隊と八咫烏隊がいるので、包囲はされません。近距離では鉄砲は無意味とされますが、今持っているのは零距離でも撃てるはずです!」
「さて我らが出来る事は、ここに残っている夜叉達の指示か」
「私達軍師と回復組である桃香達を守るのは、IS部隊である桜花さん達ですね」
一方俺らは本堂に入ったら、エーリカと俺と奏に久遠は距離を取っていた。久遠には簡単に伝えるが、ここは本来ならば織田久遠信長が討たれた場所であり俺達は歴史として知っている場所。いくら信長が生き延びようとしても、正史での信長も生き延びたいと思ったに違いない。
「さてと・・・・俺は前回ここでお前を滅んだ場所とも言えるな。あの時は燃えていたが、今はどうなんだ?」
「明智光秀という存在について考えると、果たして正史の光秀は何を思ったのでしょう。光秀は信長を弑したのか、信長はどのような思いで光秀の刃をその身に受けたのでしょう」
「どういう事だ一真?」
「天正十年、丁度今頃の季節にな。明智光秀は主君であった織田信長を本能寺にて弑逆したが、後の世にて本能寺の変と呼ばれている事件。天下統一を目前とした織田家分裂のきっかけともなった。ま、御家騒動の時、羽柴秀吉・・・・今で言うならひよの事だ。頭角を表した事で、信長の勢力を取り込んでから後継者と目された柴田勝家である壬月と衝突。世に言う賤ヶ岳の戦いの後、壬月を北之庄城にて切腹に追い込んで織田の勢力継承を完了し、やがて天下統一していく事となる」
「そうね。天下もだけど、やがて徳川家康によって奪われて、江戸を中心とした幕府政治が続く。まあその幕府も数百年後に倒れて、明治維新となり・・・・そして私達がいる現代へと続いたいく事。それが正史であり、今この偽りの歴史物語を外史と言い、読み進める者達が居る世界での正統な歴史の流れ。正統は正統であり、贋物は贋物なのでどちらが是でどちらが非なのかに関しての対比は意味は無い」
「俺達は外史の住人では無いが、お前は外史の住人として正史とは異なる流れを持つこの世界において、正史の役割を持ったただの道化。ここは贋物の歴史でもあり、道化を演じる久遠もその一人。明智光秀と織田信長のどちらかが偽りの歴史より退場となる事が、この外史における運命だとお前は語りたいのだろう。だがここも創られた外史であり、前回葬ったはずの悪しき魂とゼットン化した事により、今ここで決着の場ともなりうるだろう」
「・・・・エーリカは本来ならば、一真の命が目的ではなかったと言いたいのか?」
「俺は外史の先導者であり、基点であり終点でもある、如何なる事があっても、役目から解放される事は無いが俺は自分でここに来た事により
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