二十五章
最後の大戦(6)
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」
奥方衆魏呉蜀が集結し、大江戸チームは上空に出てくる鬼を殲滅中。食えない都であったとしても、それ程の人が集まったという事だ。食い扶持を稼ぐ方法はいくらでもあるが、食えない公家とそれに連なる者ぐらいだろう。一真隊の鉄砲隊と黒鮫隊が集結して、一真隊はそれぞれやる事を決めてから本当の決戦に挑む事となった。
「奥方衆魏呉蜀と各衆が戦っている間、斬り漏らした鬼は私と綾那で後方まで来られないようにしておきます。もし突破されたとしても、打撃力の高い浅井衆の皆さんと黒鮫隊と梅さんの鉄砲隊で何とかなるでしょう」
「私ところちゃんの二人は後方指揮、鞠ちゃんは私達の護衛をお願いね!」
「任せてなの!」
「ならば余は綾那達と共に斬り漏らした鬼を捌いておこうじゃないか。・・・・未来の旦那様を迎える為にはこの鬼らを全て屠らればならん」
「自分が暴れたいだけでしょうに。・・・・はぁ、仕方がありませんな。それがしもお供致しましょうが、既に斬り漏らした鬼らが地中から出てきましたな」
「うむ。では共に舞おうぞ」
そう言いながら行ってしまった幽だが、奥方衆魏呉蜀と各チームである黒神眷属が大量の鬼を捌いている時に鬼が壁となって視認出来なくなった。地中から出て来た鬼共を一葉達が斬りかかっていた。密集する鬼に臆する事なく斬りかかり、次々と撫で斬りにしていく一葉達の活躍で、まだまだ余裕そうだった一真隊夜叉達の面々。
『ではこれよりここにいる全夜叉共は、我ら八大夜叉大将の指揮下に入ってもらうがよろしいか?』
『応!』
『先輩夜叉と共に先鋒黒神眷属と四人が打ち込んでクサビを広げるのは、浅井衆であるが我らに任せても良いか?浅井殿』
「あ、はい。既に夜叉となってしまってますが、僕らの兵達である事には代わりません。夜叉となった者らの力を僕らに見せてもらいたい」
「とっつげきーーーーーー!」
『それは我らの台詞だがまあいいか・・・・では行くぞ夜叉となった者達よ。先輩夜叉に続け!』
『それじゃ俺達も行きますか』
『そうね。私達がここにいるのも、創造神様が神召喚したのだから』
先鋒黒神眷属で斬り込んでから、一真隊らの目の前にいる鬼を四人で斬り込んで行く。その後ろから浅井衆=八大夜叉大将の指揮下に入った夜叉達が追い打ちを掛けて行った。突然の反撃に戸惑いも無く鬼は威嚇の咆哮を上げて、兵達の前に立ちはだかる。
「行くぜ行くぜ行くぜ行くぜ!」←浅井衆兼夜叉衆
「貧弱すぎて、笑ってしまうぜ!」←浅井衆兼夜叉衆
上の二人は元浅井衆で今は八大夜叉大将の指揮下だが、それでも元人間からのスペックは大違いな程であった。斬られても痛みも無ければ、邪な鬼共に駆逐されたとしても聖なる力ですぐに復活する。
「黒神眷属と先
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