二十五章
最後の大戦(6)
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ら本番に入ろうとしていた。
「という訳で、今から黒神眷属は各チームリーダーによって動く。あの鬼らは足止めのつもりだろうが、俺達には効かないのでな」
「何故そうまでして、簡単に屠れる力があるのですか?それとエーリカの目的とは、一真様は何故久遠様と一緒に行かれたのですか?」
「それは簡単な話だ。私達は歴史を知っているし、明智光秀という名は謀反を起こした者で、本能寺にて織田信長を討った武士の名である」
「なるほど、それで主様は本能寺で決着をつけると言ったのじゃな」
「史実の明智光秀の役割を果たすようでしたが、誤算がありました。それがご主人様がいる事によってと、私達がいる事です」
正史の流れで言うなら、外史での自分の役割については知っている。かつて恋姫外史には、世界の異物として倒れる事があった北郷一刀。世界の異物として、最後は役割を果たしてから消え去った時もあった。正史は俺らが知っている歴史ならば、外史は並行世界とも言っていい。
「なるほど、ならば私達は一真様が無事に決着がつくまでここにいる鬼を排除する事を目的だと言いたいのですね。冥琳様」
「そうだ。なので撤退戦など考えずにして、我らの夫が帰ってくるまでに鬼共全て殲滅する事が我らの宿願!」
「それで一真様は・・・・そうですよね!一真様は皆のモノであり、皆は一真様の為に戦っています!」
「ハニーが決着付くまでに、私達の主が無事に戻ってくるまでに!良いですわね、皆さん!」
「応!」
「俺達天下に名高い一真隊であり、我らの主となった黒鐵様の槍であり夜叉となった事で不老不死になったのですからな!」
「俺達の大将は決して負ける所など見た事はないが、信じる心があるからこそ夜叉になれたんだ。一生ついて行くつもりでさ!」
『よく言ったぞ、人間から夜叉になった者達よ』
突然聞かない声が聞こえたと思ったら、鬼で群がっていた場所にて八大夜叉大将らが登場した事で驚く一同。それと元々いた夜叉五千もいたが、十羅刹女に金剛力士と阿修羅と死神にオークや神召喚により召喚された神界と冥界にいる者らで埋め付くされた。
「一真隊、一真らは本能寺の本堂にいるが心配するな。どんなに敵が増えようともっ!」
「私達の魔法もありますが、聖なる力を持つ我らにとっては撫でるように殺す事も可能」
「本堂は近いようで遠いですが、今は一真様達を信じましょう」
「ここからは私達奥方衆の真価が発揮するようよ、華琳」
「ええ。私達の力を見せないとここにいる意味がないし、三千とか三万いたとしても洛中の民が鬼となっていたとしてもそれを浄化出来る事が可能」
「我らご主人様の槍であれば、鬼が十万いたとしても今までの鍛錬での賜物を後輩である者達に見せてやる事のようだ
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