【ソードアート・オンライン】編
103 はじめてのボス戦 その2
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
Teach》の欄のゲージを確認するがティーチのHPバーには異変は見られなかった。
「ティーチっ!」
「ティーチ兄ぃっ!」
ティーチの異変≠ノ、駆け寄る俺とリーファの兄妹。ディアベル達は呆気に取られているのが判るが、実兄のよくない異変≠ニ秤に掛けたら、今は何のそのである。
「……っ!?」
……ティーチは不意に目を見開き凄まじい勢いで起き上がる。
「……大丈夫、なのか…?」
「取り敢えずは、な──っと」
「っ!! 駄目だよ、いきなり倒れたのに急な動きをしちゃあ」
「……悪いな、リーファ。でももう大丈夫だよ。……ところでどれくらい意識失ってた?」
「多分3分くら──」
立ち上がり、大丈夫だ≠ンたいなポーズを取り、リーファを安心させようと──リーファの頭を撫でようとしたティーチだったが、先程の異変≠フ名残があるのか軽くよろける。
「あぁっ、もぉっ! だから言ったでしょ?」
「んっん! ……取り込み中のところ悪いけど、何が有ったか&キかせてくれるかな、ティーチ君」
……リーファがよろけるティーチを支えたところに、ディアベルが攻略隊皆が抱いているであろう疑問≠訊きたかったのか、俺達の中に割り込んできた。
「……それは俺が《イルファング・ザ・コボルド・ロード》のどでかい体≠打ち上げた方法の事か? ……それとも、俺がいきなり倒れた事か?」
「両方だよティーチ君。それに見たことのないスキル≠ノ対応出来た理由も教えてくれ」
ディアベルはティーチの確認に註釈をいれながら、更に続きを促す。……2、3拍置いてティーチは徐に語り出す。
「……取り敢えず大前提として言っておこうか。……俺がやったのは、広義的にコンピュータゲームに於いて本来とは異なる動作をさせる行為──俗に云われているcheat(チート)≠カゃない」
「嘘やっ! ほんなら、なんであんな動きが出来たんや!」
「ちょっと話の本筋がずれてしまうが、まずはディアベルに聞いておこうか。……人間って脳≠フ何パーセントを自在に使えていると思う?」
「……その言い振りなら100パーセントじゃないんだろう?」
(……あれ…? ちょっと待てよ──もしかして…っ!?)
何の気も無しに語るティーチにキバオウが喚く様に突っかかるが、ティーチはキバオウをスルーしながらディアベルにそんな──全く関係の無さそうな事を聞く。ディアベル当たり障りもなく答えた時、俺の中で何か≠ェ弾けて、点≠ニ点≠ェ繋がり線≠ニなった。
……ディアベルの反応を見れば──どうやらディアベルも同じ答えに辿り着いたらしい。……そんな反応──バ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ