【ソードアート・オンライン】編
101 はじめての会議
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SIDE OTHER
≪天才量子物理学者≫──茅場 晶彦からのデスゲーム宣言から約一月が経過した。11月6日──あの悪夢の日から沢山の人間が死んだ。……その多くの理由は、この世界に希望を見出だす事が出来なかったのだろう、外周から身を投げての自殺だったと云う。
デスゲーム宣言から約20日。約8000人の魂は鋼鉄の浮遊城に囚われたままだった。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE 《Kirito》
この城に囚われて約20日。現実世界≠ナは気の早い者ならクリスマスで色めきだつ頃なのかもしれないが、この色気の[い]の字も無い剣の世界≠ナは、プレゼントやら話の代わりにレアドロップを落とすモンスターの話が飛び交っている。
「せぇいっ!」
リーファが裂帛の気合と共に、Mobへソードスキルを叩き込む。……すると忽ち、小気味良い音と共にMobはただのポリゴン体になって割れる。さっきのリーファの戦闘に於いてのポジションは専ら遊撃≠セった。
……俺達のパーティーは基本的にローテーションを回しながら1人が弾き(パリング)に専念し、もう1人が弾き(パリング)+遊撃で、最後の1人がダメージを稼ぐと云った──少々保守的なプレイングとなっている。
……もちろん相手(Mob)に隙が出来れば、ティーチの突きや俺の剣が容赦無く入っていくが。
瞬時に、明確な──最善手≠選択しなければならない遊撃≠ヘ、ティーチが担う事が多い。……リーファや俺も遊撃≠ノなる事があるが、それは稀だったりする。
閑話休題。
「やった、レベル上がった!」
「やったな」
「おめでとう」
13歳──その年齢の少女と相応に喜ぶリーファに、ティーチ、俺とハイタッチで喜びを分かち合う。……ティーチ曰くこの世界≠ナは良い感情も悪い感情も、表面上に出した方が良い≠轤オい。
リーファからの自己申告が正しいのなら、これでリーファは11に上がった模様。……かく云う俺のレベルも11で、そろそろ12に上がろうとしていた。……14と云う、ティーチの──明らかに頭抜けたレベルには敵わないが。
ティーチの無謀なレベリング≠ノついては、もう目を瞑る事にした。……当然揉めに揉めたが、俺がティーチを決闘で言いっこ無し≠ニ──叩き伏せようとしたが、逆にこちらが叩き伏せられてしまったからだ。
……パーティーを組むことが多い俺達は、レベリングの際に安全性が向上すると云う旨味≠烽った。……もちろんの事ながらティーチにおんぶにだっこ≠ニ云う事じゃないが…。
閑話休題。
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