暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第46話 必勝作戦
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強くなってる事に気づいた。そして、少し痛い。

「え、ええ? 志津香さん??」
「あ、御免なさい。それと聞きたい事があったね? ユーリのことなんだけど……」

 志津香は、妙な笑顔でかなみに聞いていた。
 どうやら、志津香は、ヒトミが言っていた事をユーリに聞いた時 それを聞いていた様だ。口では、気にならないとか言いそうだが、今は周りにいるのはかなみだけだから……聞けたのかな?

「は、はうっ……。 え、えと ユーリさんのお家にはヒトミちゃんという女の子が住んでまして……」
「へぇ……」
「あ、あのですね? ヒトミちゃんは 人間じゃなくて女の子モンスターで、で、でも悪いコじゃないんですよ? 私の事も助けてくれましたし、それに ユーリさんに救われて兄と慕ってて……」
「へぇ……。ん? どうして慌てて説明をするのかしら?」
「そ、それは……(志津香さんのプレッシャーが半端ないからですぅ……)」


 この後根掘り葉掘り聞かれた。
 かなみは、完全に眠気は何処かへだ。目に見えないプレッシャーを浴びながら、眠れる程、図太い神経は持ち合わせていないのだから。


 話した事、それはヒトミ曰く、アニスと言う人以外にも沢山の女の人がいるとか何とか、なんとか……。


「ふ ぅ ぅ ん ……」
「こ、(怖すぎです……)」

 話を進めていくにつれて、志津香の背後(バック)には、オーラ? の様なものが沢山見えていたのだった。それもドス黒い何か(・・)も見える。

「……それじゃあ、おやすみ。あ、後私の事は志津香で良いわ。私も貴女の事かなみって呼ぶから。話し方も、普通で、ね?」
「あ、はい!」

 何やら2人は仲良くなれたようだ。

 同じ男を想う女として通じる所があったのだろうか?……圧倒的に押しが強いのは志津香の方らしいが。

 その後、かなみは宿舎に戻っていく時……、志津香は町の入口の方へ向かってるのが判った。

「あ……ゆーりさん、その、ごめんなさい…」

 かなみは、何となく謝罪をしていたのだった。
 これから、始まるであろう渦中に飛び込む勇気も、何よりもHP残も残っていないから、仕方なく休息をとりに戻る。……これ以上、ユーリに迷惑をかけられない、と言う理由も少なからずあった。


 その後、何があったのか……、ユーリは眠れたのだろうか、志津香は一体何をしたのだろうか。


――……それは次回のお楽しみ、と言う事で。














〜人物紹介〜


□ アニス・沢渡(3)

ちゃっかり名前だけだが、登場した魔法大国ゼスが誇る?最強最凶最恐の三拍子のへっぽこ魔法使い。
ユーリの事を運命の人だと吹聴している様だが、その事を信じ
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