第3章 リーザス陥落
第46話 必勝作戦
[16/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
強くなってる事に気づいた。そして、少し痛い。
「え、ええ? 志津香さん??」
「あ、御免なさい。それと聞きたい事があったね? ユーリのことなんだけど……」
志津香は、妙な笑顔でかなみに聞いていた。
どうやら、志津香は、ヒトミが言っていた事をユーリに聞いた時 それを聞いていた様だ。口では、気にならないとか言いそうだが、今は周りにいるのはかなみだけだから……聞けたのかな?
「は、はうっ……。 え、えと ユーリさんのお家にはヒトミちゃんという女の子が住んでまして……」
「へぇ……」
「あ、あのですね? ヒトミちゃんは 人間じゃなくて女の子モンスターで、で、でも悪いコじゃないんですよ? 私の事も助けてくれましたし、それに ユーリさんに救われて兄と慕ってて……」
「へぇ……。ん? どうして慌てて説明をするのかしら?」
「そ、それは……(志津香さんのプレッシャーが半端ないからですぅ……)」
この後根掘り葉掘り聞かれた。
かなみは、完全に眠気は何処かへだ。目に見えないプレッシャーを浴びながら、眠れる程、図太い神経は持ち合わせていないのだから。
話した事、それはヒトミ曰く、アニスと言う人以外にも沢山の女の人がいるとか何とか、なんとか……。
「ふ ぅ ぅ ん ……」
「こ、(怖すぎです……)」
話を進めていくにつれて、志津香の背後には、オーラ? の様なものが沢山見えていたのだった。それもドス黒い何かも見える。
「……それじゃあ、おやすみ。あ、後私の事は志津香で良いわ。私も貴女の事かなみって呼ぶから。話し方も、普通で、ね?」
「あ、はい!」
何やら2人は仲良くなれたようだ。
同じ男を想う女として通じる所があったのだろうか?……圧倒的に押しが強いのは志津香の方らしいが。
その後、かなみは宿舎に戻っていく時……、志津香は町の入口の方へ向かってるのが判った。
「あ……ゆーりさん、その、ごめんなさい…」
かなみは、何となく謝罪をしていたのだった。
これから、始まるであろう渦中に飛び込む勇気も、何よりもHP残も残っていないから、仕方なく休息をとりに戻る。……これ以上、ユーリに迷惑をかけられない、と言う理由も少なからずあった。
その後、何があったのか……、ユーリは眠れたのだろうか、志津香は一体何をしたのだろうか。
――……それは次回のお楽しみ、と言う事で。
〜人物紹介〜
□ アニス・沢渡(3)
ちゃっかり名前だけだが、登場した魔法大国ゼスが誇る?最強最凶最恐の三拍子のへっぽこ魔法使い。
ユーリの事を運命の人だと吹聴している様だが、その事を信じ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ