第27話 有栖家、翠屋に行く
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いですねこのコーヒー。俺初めて飲みましたよ」
「その年でブラックが好きとはよく分かってるね」
「ええ、コーヒーはやっぱりブラックですから」
桐谷と士郎さんはコーヒーの話に花を咲かせている。
まぁみんなそれぞれ楽しんで……………いるかな?
何かライ以外の女性人がダメージを負っているような………
「いい子達ね、あの子達」
店も大体落ち着いたのか俺の隣に桃子さんが座り、俺に話しかけてきた。
「ええ、いつもお世話になってますよ。みんながいなかったら俺どうなったか分かりません」
「そう………で、零治君はどの子が好み?」
好みか……………
「みんなかわいいし、俺にはもったいないかな」
「そんなことないと思うけどな。零治君って優しいし面倒見も良いし」
「そんな男はいくらでもいますよ」
「………これはみんな大変そうね」
ハァとため息をつく桃子さん。
何か悪いこと言ったかな………
その後もかなり遅い時間まで俺達は翠屋にいたのだった。
スカリエッティのラボ…………………
「ケーキが来たっス〜!!」
ケーキの箱を高々と上げ、スキップしながらみんなに宣言するウェンディ。
「ウェンディ、落としたらどうする!早く下ろすんだ!!」
トーレがるんるんスキップしているウェンディに注意する。
「大丈夫っスよ。私はセインみたいなヘマはしないっス!」
と言われても止めないウェンディ。
「あれ、私の眼鏡知らない?セインちゃん」
「知らないよ、クア姉」
そう。と言って周りを見るクアットロ。
「あ、あったわ」
外していた眼鏡は近くの机の上にあった。
「私としたことが眼鏡を置いた場所を忘れていたなんて…………今度から気をつけなきゃ」
と眼鏡を取ろうとしたら手を滑らせたクアットロ。
「あっ」
地面に落ちた眼鏡。
そこに……………
ガシャン!!
眼鏡を踏んで通り過ぎるウェンディ。
しかも………
「あっ!?」
近くに落ちていたガジェットのパーツに足を取られたウェンディ。
そのまま仰向けに倒れる。
「セイン!!」
トーレの怒鳴り声に瞬時に状況が分かったセイン。
自身のIS、ディープダイバーを発動させた。
「痛いっス〜!!」
「トーレ姉、ケーキ無事だったよ!!」
「おお、よくやったセイン」
「えへへ………」
トーレに褒められ、恥ずかしそうに頬をかくセイン。
「ウェンディちゃ〜ん」
「なんスか?クア姉………」
頭を抑えながらウェンディはクアットロの顔を見る。
いつも笑顔なクアットロが珍しく怒った顔をしている。
「ちょっとこっちに来な
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