暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第27話 有栖家、翠屋に行く
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いですねこのコーヒー。俺初めて飲みましたよ」
「その年でブラックが好きとはよく分かってるね」
「ええ、コーヒーはやっぱりブラックですから」

桐谷と士郎さんはコーヒーの話に花を咲かせている。
まぁみんなそれぞれ楽しんで……………いるかな?
何かライ以外の女性人がダメージを負っているような………

「いい子達ね、あの子達」

店も大体落ち着いたのか俺の隣に桃子さんが座り、俺に話しかけてきた。

「ええ、いつもお世話になってますよ。みんながいなかったら俺どうなったか分かりません」

「そう………で、零治君はどの子が好み?」

好みか……………

「みんなかわいいし、俺にはもったいないかな」

「そんなことないと思うけどな。零治君って優しいし面倒見も良いし」

「そんな男はいくらでもいますよ」

「………これはみんな大変そうね」

ハァとため息をつく桃子さん。
何か悪いこと言ったかな………

その後もかなり遅い時間まで俺達は翠屋にいたのだった。







スカリエッティのラボ…………………

「ケーキが来たっス〜!!」

ケーキの箱を高々と上げ、スキップしながらみんなに宣言するウェンディ。

「ウェンディ、落としたらどうする!早く下ろすんだ!!」

トーレがるんるんスキップしているウェンディに注意する。

「大丈夫っスよ。私はセインみたいなヘマはしないっス!」

と言われても止めないウェンディ。

「あれ、私の眼鏡知らない?セインちゃん」

「知らないよ、クア姉」

そう。と言って周りを見るクアットロ。

「あ、あったわ」

外していた眼鏡は近くの机の上にあった。

「私としたことが眼鏡を置いた場所を忘れていたなんて…………今度から気をつけなきゃ」

と眼鏡を取ろうとしたら手を滑らせたクアットロ。

「あっ」

地面に落ちた眼鏡。
そこに……………

ガシャン!!

眼鏡を踏んで通り過ぎるウェンディ。
しかも………

「あっ!?」

近くに落ちていたガジェットのパーツに足を取られたウェンディ。
そのまま仰向けに倒れる。

「セイン!!」

トーレの怒鳴り声に瞬時に状況が分かったセイン。
自身のIS、ディープダイバーを発動させた。

「痛いっス〜!!」
「トーレ姉、ケーキ無事だったよ!!」
「おお、よくやったセイン」
「えへへ………」

トーレに褒められ、恥ずかしそうに頬をかくセイン。

「ウェンディちゃ〜ん」

「なんスか?クア姉………」

頭を抑えながらウェンディはクアットロの顔を見る。
いつも笑顔なクアットロが珍しく怒った顔をしている。

「ちょっとこっちに来な
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ