第27話 有栖家、翠屋に行く
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コなのかイライラしながらライが言う。
「取り敢えず、どこか座れる席ありますか?」
俺がそう言って、空いていた席にみんなが座った。
「へぇ、君たちがいつも零治君がお土産買ってる家族の人?」
一緒の席に座って話しているなのはの姉、美由希さん。
あの後、みんなになのはの両親を紹介したらみんなやっぱり驚いていた。
美由希さんも星を見て驚いていたが、説明したら直ぐに納得してくれた。
なんでも雰囲気がなのはじゃないらしい。
まぁ少し分かる気がするけど。
今回、美由希さん作ケーキは作ってなかったらしく、俺は命拾いした。
「有栖ライだよ、よろしくね、お姉さん!」
元気よく挨拶して、自分の所にある大量のケーキを消化している。
「我は有栖夜美だ。よろしく頼む」
逆に夜美はガトーショコラのケーキを食べながら自己紹介をした。
「で、その子達が………」
「俺の妹の佐藤加奈と親友の加藤桐谷です」
「初めまして、義理の妹の佐藤加奈です」
何で義理を押すのかな?
「俺は加藤桐谷です。よろしく」
「零治君、親友いたんだ………」
「よく言われます」
桐谷が言うな!桐谷が!!
「でも零治君親友いたんだね。いつも一人でいるからいないのかと思ってたよ。お姉さん安心したな」
「………やっぱり兄さん寂しい人だと思われてたんだね」
「うるさいわい!!俺は一匹狼なんだよ!!」
そんな可哀想な目で俺を見るな!!
「もう一個!今度はアップルパイください!!」
「はいはい、よく食べるわねライちゃん」
「うん!食べても太らないから」
グサッ!!っと女性陣に何かが突き刺さった音を感じた。
「それにレイから一杯食べないと大きくなれないって言われたから。だけど最近胸回りがきついんだよね………またブラジャー買わないとダメかな?」
ピキッ!っと夜美とフェリアから音がしたような気がする。
「いいよね、夜美とフェリアは。ブラジャーにお金を使わなくて済むから」
涙を流しながら立ち、ゆっくりとライに殴りかかろうとする夜美。
それを必死にフェリアが止めている。
「離せ、フェリア!あいつに一発与えないと気が済まん!!」
「落ち着け夜美!ライには悪気はない!!」
何でそこまで気にするかな………
「いいなぁライちゃん………」
「私なんて2キロ太ったのに………」
さっきの言葉で深刻なダメージを受けた高町姉妹。
美由希さん2キロ太ったんだ………
「星はそれだけでいいの?」
「最近太り気味なので………」
「実は私も………」
ハァとため息を付きながら羨ましそうにガツガツ食べるライを見る星と加奈。
「しかし凄くうま
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