暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第27話 有栖家、翠屋に行く
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星に言われ、俺は顔をしかめる。

「一体どのくらい食べるつもりだ!?」
「分かりません、でもライっていくら食べても太らないから………」

羨ましいですよね。と呟き、黒いオーラを出しながらライを見る星。
そういえば、昨日体重計とにらめっこしていたのをチラッと見たような………

「そうだな、また胸が大きくなってきて邪魔とか言ってたからな………」
「本当に、何故ライばかりに………」

全く羨ましいことだ、ああ、そうだな。と呟きながら黒いオーラを出す、夜美とフェリア。
はやての予想は正しかったな、流石おっぱいソムリエ。

そんな三人のオーラを微塵も感じず、スキップしながらライは歩いていった。

「ライちゃんいいなぁ」
「あのスタイルで太らないとかどれだけ恵まれてるのよ…………」

あっ、有栖家以外にもダメージが出てる。

「女って大変だよな」
「ああ、何でそこまで気にするのか」

俺と桐谷はそんなことを言いながら女性陣を眺めて歩いていった。






「こんにちは〜!」

俺は元気よく先に翠屋に入った。その後にみんなぞろぞろと入っていく。
今日もお客さん多いな………

「いらっしゃい、零治君。あっなのは、悪いけど忙しいから手伝ってくれない?」

「えっ!?私は………」

「あら、髪切ったの?短くても似合うわね。学校で何かあった?」

「いや、ですから………」

「それに誰かから制服借りたの?隣街の中学の制服なんか着ちゃって」

「レイ…………」

そんなこと言われてもな………
まぁ似てるから気持ちも分かるし。

「お母さん!私はここ!!」

なのはの声を聞き、桃子さんは声の方を見る。

「あれ、なんでなのはがこっちに?」

あれ?と言いながら星となのはを見比べる。

「士郎さん!!なのはが二人に!!」

お客さんそっちのけで慌ててキッチンに向かってしまった。
慌てた桃子さんを見るのは初めてだな。

「レイ、ケーキは?」

ライ、お前は食うことしか頭にないのか?

「桃子、お前この忙しいときに…………」

そこまで言った士郎さんが二人を見て固まる。

「髪の短いなのはがいる!!」

驚いた士郎さんも初めて見るな。
今日は初めてづくしだ。

「お父さん、お母さん!この子はなのはじゃないよ!!」
「初めまして、有栖星と言います」

星の自己紹介を聞き、少し落ち着いた高町夫妻。

「そ、そうかなのはじゃないのか………」
「ご、ごめんなさい、余りにも似てたから………」
「本当だよ。星ちゃんに失礼でしょ!!」

「いや、私は………」

「いいからケーキ食べようよ!!!」

いい加減腹ペ
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