暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第27話 有栖家、翠屋に行く
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有栖零治の朝は早い………

「フゴッ!!」

体を襲った痛みに俺は目を覚ました。

「………たい」
「ハァ?」
「翠屋に行きたい!!」

大きい声で俺の意識が完全に覚醒する。
俺の体にライがまたがっていた。

「ってまたか!!」

時刻を見ると朝は5時半。
何でいつもこう頼みごとの時はこうも朝が早いんだコイツは。

「ねぇ、いいでしょ?」
「………いやその前に問題がある」
「なに?」
「そんなこと朝飯食ってるときに言え!!」

俺の怒鳴り声がうるさいとこの後、星と夜美に怒られました。
フェリアは問題なく寝ていたが………
こういう状況になれてんのか?




「何かお疲れだね」

朝、来てそうそう机にダイブした俺にすずかが言った。

「いやぁ、あの後星たちとなのはの魔王化について………ごめんなさい、調子に乗りました!だから広辞苑しまってください、なのは様!!」

広辞苑を構えたなのは様に俺はマッハ土下座を繰り出す。

「私魔王じゃないもん………で、何かあったの?」

広辞苑をしまいながらなのはが聞く。
何であんな重いものを持ってこれるんだろうな………
だからバカ力………

「零治君?」
「な、何でもありません!!」

最近俺の考えていることが筒抜けのような気がする。
俺って分かりやすいのかな………

「で!どうしたの?」

「実は、朝早くライに起こされてさ………」

「ライってフェイトちゃんに似てる子だよね?」

「そうだよ、すずか。で、起こした理由が翠屋に行きたいって言うお願いだったんだけど………」

「それって何か問題あるの?」

なのはの疑問は最もだ。
普通にやってくれれば俺もこんな状態にはならないわ。

「………朝5時半頃に俺の上にまたがってるんだぜ」
「うわ………」
「朝早い………」

二人とも顔をひきつりながらそれぞれ言った。

「いつもはギリギリまで寝てるくせに………と言うわけで、なのは今日はゆっくり寝たいんだけど………」

「だ〜め」
「ですよね〜」

もうなのはさん怖すぎて逆らう気もないです。
なのはと結婚したら絶対尻にしかれるな。

「ライちゃんあの中で一番大きいのに子供っぽいね」

すずかがふとそんなことを言った。
まぁ確かに。体ばっかでかくなって………

胸なんて、フェイトやすずかに負けないほど大きくなったからな。
元がフェイトだから当たり前か。

「そうだな。もう少し女の子らしくして欲しいかもな」
「えっ!?でも元気がいい女の子だと思うけど………」

なのはがそう言いたいのも分かる。
だけどな………

「俺の目の前で堂々と着
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