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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………3
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、手伝ってくれ!!」
「えっ!?」

不意に声を掛けられたアリサの手を取り、立ち上がらせ、コウはヴォーバルソードを拾った。

「何をするの………?」
「この2振りの剣の本来の姿を取り戻す。………だけど使い手を選んだフランベルジュは恐らく俺には扱えない。だからアリサにも協力してほしい」
「でもヴォーバルソードだって充分………」

アリサはコウの確信を持つ顔を見てそれ以上何も言わなかった。

「分かった、コウを信じる!」
「ありがとう」

そう言ってコウはアリサの肩を持ち抱き寄せる。アリサも自然とコウに合わせ、コウの肩を持った。
ダンスのように密着した状態で互いの剣を合わせる。

「頼む………!!」

この体勢が1番剣を合わせやすく、互いに持ちやすい。記憶では1人の剣士が2振りの剣を合わせていたが、それは出来ない。

「あっ、コウ!!」

2振りの剣は互いの色で光り輝き、渦を巻いて合わさっていく。
そして現れたのが、全て紫の大剣だった。

「嘘っ、本当に………」
「出来た……!!」

エターナルソード。記憶は曖昧であるが、次元を操る力があるはずだ。

「凄い力……この剣は……次元を斬り裂く剣………確かにこれなら!!」

アリサは使い手として何かを感じた様だ。

「アリサ!!」
「うん!!」

2人で一緒に大剣を持ち上げる。すると大剣が光り輝き始める。

「01………」
「あはははは」

ベヒモスを発動させてから01は壊れたように笑っているだけだった。

「行くぞ!!」
「ええ!!」





「「次元斬!!」」






振り下ろした大剣は01を捉えるものも、斬り裂かれることは無かった。しかし空間に亀裂が出来ており、その亀裂が修復しようと01を飲み込み始めた。

「あははは、あはははは!」

その場から離れぬように無意識に踏ん張る01だが、飲み込む力は強く、もはや時間の問題だった。

「02、02……!!」

助けを求めているような呼び掛けではなくコウを探しているような様子だった。
そんな01の姿に涙が頬へとつたって落ちていく。

「今までありがとう姉さん。さようなら………」

別れの言葉の後、01は次元の裂け目に飲み込まれていったのだった………










「以上が事の顛末よ。ベヒモスはあの後ちゃんとシャイデ先生とメガーヌさんが封印したわ。流石元エリートよね」

と、アリサは言うが俺と桐谷は開いた口が塞がらない。

「壮絶だな………」
「本当、死ぬかと思ったわよ」

と苦笑いするアリサ。

「魔剣はどうなったんだ?」
「どっちの魔剣もそれぞれ持ってるわ。使い手が決まっ
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