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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………3
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ームは終わりだ」
「私達の勝ちです」

ゼストにうつ伏せに抑えられ、セッテのブーメランブレードがハサミのように01の首を固定した。

「2人共無事だったのね!!」
「アリサこそとんでもないことになっているが……大丈夫なのか?」
「ええ。私、炎の魔剣フランベルジュも使い手になったんです」
「炎の魔剣!?」
「何それ!?」

2人が驚きに戸惑っていると更に通信が入って来た。

『こちらシャイデ、現在爆弾5つの場所を特定。現在3つは回収済み。残り後少しよ』
「了解した、最後まで気を抜くな」

通信を切り、再び01を見た。

「もう間もなく爆弾は全て回収されるだろう。お前の企みは完全の終わった」
「もう降参して」

アリサもそう降参を求めるが01の反応は無い。

「何で何も言わないの?」
「01………」

そんな01にコウが声を掛けた。

「もうやめよう01、俺は大切なたった1人の姉を失いたくない………」
「そう、たった1人の私の家族………私は02が居れば他は何もいらないの……あなただけでいいの、あなただけ………」
「確かに家族は1人だったのかもしれない。だけど手を伸ばせば……一歩踏み出す勇気があればいくらでも変えられたんだ。様々な繋がりが広がっていくんだよ」
「繋がりは02だけで良い!!他は何も要らないのよ!!」

そう言って01はポケットの中にあったボタンを押す。

「もう良いわ、02が居ないなら世界なんて全て滅んでしまえばいいのよ。それにどちらにしてもクレインがゆりかごを起動させた以上、あの兵器を使うだろうし、どの道、生き残る可能性なんて無いわ」

そう言うと01が光り輝いた。

「ベヒモス、起動………」

そして01の体がゆっくりと点滅を始めた。

「あははは!!もう終わりよこの世界は!!」

点滅はゆっくりと早くなっていく。

「くっ……セッテ、離れるぞ!!」
「はっ、はい!!」

01の変化に戸惑いつつもゼスト達は一旦離れる。

「どうするの?」
「シャイデに爆弾処理を……」
「無駄よ。私の身体自体がベヒモスなの。人体を傷つけないように爆弾を停止なんて出来る?」

そう言うと誰も何も言えなかった。

「まだ3分は時間があるわよ?別世界に逃げても構わないわ。私は追わないから」
「そんな………」

がっくりと膝をつくアリサ。

「お父さん、お母さん、すずか………」

悔しさを噛み締めながらアリサはが呟く。フランベルジュ手から離れ、ヴォーバルソードっと一緒にコウの視界に映った。

「フランベルジュ……?ヴォーバルソード……?重ねる!?」

そこでコウの頭の中にあった零治の記憶の中にとあるゲームの記憶があった。

「アリサ
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