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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………3
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は近くに固まった………










『さっきの話から分かった事が数点あるわ』

この部屋にテレビ画面を使って連絡してきた01。既にこの場所も知られている以上、普通に話していては相手に筒抜けだろうという事で念話での会話となった。

『先ず01はこの戦いをゲーム感覚でやれる程自信がある出来だって事。そして5つの爆弾とう言う数に信憑性があると言った所かしら』
『えっ?でもそんな簡単に判断して良いんですか?』
『もちろん鵜呑みにして馬鹿正直に信じる必要はないわディード。……だけどコウから聞いた人物像と彼女の様子からそれは間違いないと思うわ。コウはどう思う…?』
『………俺も同意見だ。01は当人に似ているのか分からないが、自分の研究に絶対の自信を持っている。だから失敗した時の事を考えない』

コウはシャイデの考察に驚きつつ、自分の意見を話した。

『………だが、01は時々突拍子もない事をしてくる。例えば今回で言えば開始早々俺を捕らえに現れるとか、爆弾を探す様を楽しんで最後の最後まで姿を現さなかったりと正直色々と考えられる』
『どうメンバーを分けるかだな………』

ゼストの言葉通り、どうメンバーを分けるかが今回の戦いの勝敗を分ける。そして更にそれだけではない。コウを捕らえられればその瞬間でこちらの負けとなり、一気に爆弾を爆発させるだろう。

なのでこの人数で、攻撃、捜索、防衛の3グループに分けなければならない。

『捜索は私が適任でしょうね。後はみんな戦闘タイプよね………クアットロが入ればまだ余裕があったかも知れないけれど…………無い物ねだりしても仕方がないわね………』

クアットロは俺のデータにある。ある意味ジェイル・スカリエッティに一番近い性格をしており、かなりの危険人物。それと同時に有栖零治の記憶で実は姉妹で一番の苦労人とか。………正直よく分からないのが俺の中の印象だ。

『探索に向いているのはシャイデを除けば……』
『私かしらね。元々召喚魔法とサポートが中心だったし、私以外いないわね』

今まで静かに聞いていたメガーヌが椅子から立ち上がり答えた。

『だがメガーヌ、お前は目覚めてから戦闘などしていないし、ブランクが長いだろ?それに虫達はほぼルーに預けた筈だ』
『だからこそ私はサポートに回るの。戦闘は厳しいかもしれないけれど、それなら私にも出来るから………』

覚悟を決めた目で見つめられたゼストに止める手立てがある筈もなく、

『………分かった。だが気をつけろ』
『分かってるわ』

そう答えるしかなかった。

『それじゃあ捜索班は私、メガーヌ、そして護衛も兼ねてディードとリンスにお願いするわ』
『はい』
『わ、分かりました』

『戦闘班はゼストとセッテ。
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