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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………3
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「よし、集まったな」

早朝朝8時45分頃。
再びアルピーノ家に昨日いたメンバー全員が揃っていた。

「皆急遽集まってくれて感謝する」
「いつ動くかわからないからすぐにでも行動出来るように準備していたわ。………それで急に集めたってことは何か動きが分かったの?」

シャイデの質問にコウは頷き、本題を話し始めた。

「皆今日の朝のニュース、もしくは新聞を読んだか?」
「ニュース?」
「………関係あるとすれば海鳴市の海岸の水位が下がったとか言っていたニュースの事か?」

ゼストが思い返すようにそう呟いた。

「ああ、そうだ」
「それが何か関係あるの?」
「その水位を下げた原因は恐らく01によって引き起こされた事だ。俺と01がいた世界は実験を物がある場所で行うわけにはいかなかった。誘発して何が起こるか分からなかったからな。だから自然の影響の少ないであろう水辺で行うことが多かったんだ。今回もその時のように01は海で試してみたんだと思う」
「となると相手は………」
「準備は万端って事だ。直ぐにでも行動を起こさないと相手がどう来るか………」




『流石02ね。私の考がえている事全部分かってる!!』




01の声が聞こえ、皆周囲を確認する。

「テレビ!」

オットーの声に釣られテレビを確認するとそこには01が写っていた。

『それじゃあこの世界を賭けた02争奪戦ゲームを始めましょうか!!』
「ゲームだと!?」

01の言い回しにゼストが思わず怒鳴る。
しかしそんなゼストを全く気にせず01は話を続けた。

『ルールは簡単、正午までにこの街にセットした爆弾を全て処理するか、私を殺せば貴方達の勝ち。逆に02を私に奪われるか、正午を過ぎたらゲームオーバー。ねえ?簡単でしょ?』
「ふざけるな!!そんなこと……」

と反論しようとした俺をシャイデが手で制した。

「幾つか質問は良いかしら?」
『う〜ん………却下。貴女は執務官経験もあるし、あまり話すとボロが出るかもしれないから止めておくわ。………だけどそれじゃあ余りにもそっちが不利すぎるから大ヒントをあげるわ!!』
「大ヒント?」
『先ず第1ヒント。設置した爆弾は全部で5個。この海鳴市内に設置したわ。どれか1つでも爆発したら街は消滅するでしょうから頑張って!第2ヒント。……私以外にこの戦闘に参戦する人はいないわ。要するに敵は私1人って事。OK?』
「………分かったわ、情報ありがとう」
『どう致しまして。それじゃあ9時と同時にスタートするわ。02、また後で会いましょう!!』

そう言ってテレビ画面は一瞬消え、先程と同じチャンネルに戻った。

「………それじゃあ作戦会議を始めましょうか」

シャイデの提案に頷き、俺達
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