暁 〜小説投稿サイト〜
DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter1「暮海探偵事務所へようこそ」
Story6:浮き上がる謎 潜入、セントラル病院!
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日は、どうしたんですか? 入室予定者のリストには無かった…と、思いますが」
「ふふふ〜ん、ちょっと、ね〜。だ〜い好きな悠子ちゃんの顔が、トツゼン見たくなっちゃったんだなぁ♪」
「私が一人でいるのが、心配なんですか?」
「ん〜、なんかリエちゃんセンサーがビビビッと来たのよ〜。また悠子ちゃんが暗〜い顔してるんじゃないかなぁ〜?って。
ほら、つらいでしょ〜? いろいろ?」
リエちゃんセンサーって…なんか、天然なのかまた別の何かなのか、よくわからんなあの女。
しかしそれに対する黒髪の彼女…名前は『悠子』か…岸部リエと彼女との関係は、一体何なのだろうか。
ふと彼女の表情を見ると、何か不安げともとれるような、不機嫌ともとれるような表情を浮かべていた。
「……別に」
「うっふっふ〜♪ 強がってても〜、お姉さんには〜、わかっちゃうんだな〜♪」
ぶっきら棒に答える悠子に、岸部は笑みを絶やさない。…しかしなんだろうこの違和感。あの笑顔…本気で笑っているのか?
「と・こ・ろ・でえ〜♪ こんなところで…な〜にしてたのかな〜?」
「い、いえ、別に…何も…」
「ぴくにっく…的な?」
「は、はい…! あ、いえ…違います、その……」
「……ん〜…? 悠子ちゃん、な〜んかヘンじゃな〜い?」
おいおい、大丈夫かよ。あんまり変な返答すると、却って感ずかれたりするんじゃ―――
「んん〜? わたしたちの他にぃ、誰かぁ、いたりして〜? ひょっとして…カレ氏、とか〜?」
マズッ…本当に感ずきやがった…!?
「そ、そんなこと…!」
「それともぉ、カノジョさんかしらん?(ハート) ちょ〜っと探してみたりして♪」
あぁクソッ、この場所で探す場所っつったら、ベットの周辺か制御室(ここ)しかねぇ! ベットの周辺にいなけりゃ、真っ先にここへ来る筈だ…!
『どうすんだよタクミ!?』
『このままだとあの人に見つかっちゃうよ!?』
「そんなのわかってるよ!」
デジヴァイスを通して、チビモンとミノモンの心配する声が聞こえてくる。
どうする、ここの出入り口はこの扉のみ。他に外へ出るルートは―――ない!
「あそこの部屋とかぁ〜、や・ら・し・い?(ハート) …じゃなくって、あ・や・し・い?(ハート) うふ♪」
「…ッ!!」
クソッタレが、音符とかハートとか色々超ウゼェ! なんか背中痒くなる上に、イライラしてきたぞ、おい!
しかし、今は兎も角脱出方法を見つけないと。通気口なんて俺の体格では通れないだろうし、他に手は…!
と探し回っていると、未だに画面がついているPCが目に入った。
PC…
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