返し魔法
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「でも初代、あのソフィアって子、どう見てもそんなに強靭な体とか持ってるようには見えないんだけど・・・」
ソフィアさんは昨日のバトルパートに参加していたカグラさんより頭1つ分くらい小さいです。おまけに体も私やシリルと似た感じでスラッとしています。お胸はちょっとあるみたいですけど・・・
「それは私も疑問に思っていました。あのソフィアという者があの魔法を放つには体の成長度も筋肉の量も全く足りていないのです。本来ならそんな体であの魔法を放てばすぐに壊れてしまうのですが・・・」
どうやら初代もソフィアさんが返し魔法を使える理由はわからないみたいです。一体どういう方法でソフィアさんはあの魔法を使っているんでしょうか?すごく気になります。
第三者side
「あのセムスって奴、まだやる気みたいだね」
先ほど壁に衝突したセムスはフラフラになりながらもなんとか立ち上がる。それを見ていた人魚の踵のリズリーは思わずそう言う。
「そう簡単に諦めるわけにはいかないってことだね」
「でも気合いだけで勝てるほどソフィアは甘くないよ」
待機場所にいるアラーニャとベスがそう言う。
「でも本当すごいよね、ソフィアって」
「そうだよね!!まさかあの魔法を使える人がいるなんてソフィアに会うまで思わなかったもん」
ミリアーナとベスがソフィアの使う魔法を見てそんなことを話している。
「でもなんでソフィアはあの魔法を使っても平気なの?」
「ソフィアは体が常人ではありえないほどに柔らかい。特に手首なんか曲げると指先が腕に付くほどだからな」
ベスの質問に対し後ろにいたカグラがそう答える。
「ソフィアはジュラやオルガのような大きな体も筋肉もない。しかし奴は体の間接、それにわずかについている筋肉も酸素を多く吸収させたことによりまるでモチのように柔らかい。
その間接のしなやかさで敵の魔法の勢いを吸収し、柔らかい筋肉と間接をうまく使うことによりバネを生み出すことにより魔法を跳ね返すことができる。
そして柔らかい体のお陰で体の疲労、ケガのリスクを極端に減らすことにも繋がっている」
カグラはソフィアが返し魔法を使えることについてそう説明する。
「まぁ返し魔法っていうくらいだから相手が攻撃を仕掛けてこないと発動できないのが難点だけどね」
「何を言う。ソフィアには相手に攻撃をさせるあの魔法があるではないか」
リズリーの心配に対してカグラがそう返す。
「あの魔法って・・・戦闘に向いてなくない?」
「確かに挑発には持ってこいだけど
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