第3章 リーザス陥落
第45話 カスタム防衛戦
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からなかったのである。
そして、その後……。
永久梯子を渡った先で待っていたランス。絶対に不機嫌だろうと思えたが、マンザラでも無かったようだ。渡った先で手に入れたラレラレ石を手に持っていたからだ。
「ぐふふ……『肉欲の診察室』に『好奇心ギャル』か。どっちもHなヤツだ。これは是非帰ったら視聴しなければ!」
入っていたのは、勿論アダルトモノだった。
この場所といいリスの洞窟でといい、結構、ラレラレ石との遭遇率?が高いようだ。
「はぁ、あのデーモン達が見ているのかね? ここから出そうにないしな。ロゼに散々やられて、多分暫くは見ないと思うが……」
ユーリのその考えは的を射ているのである。彼らリターンデーモン達は、足腰が立たなくなってしまっているのだから。
「………その、ユーリさんも……見たりしてるんですか?」
「ん?」
かなみは、複雑そうに聞いていた。
確かに健全な男の子だったら、それが当然であり 当たり前とも言えるだろう。……アブノーマルに比べたら 確かにマシなのだけれど……、かなみは何処か嫌だった様だ。
「……んなの見るのはガキだガキ。……とも言えないかな、一応 ノーコメントだ。オレだって男だし。でも、家には間違いなく無いぞ? ……合ったらヒトミにも、影響悪いだろ」
ユーリは頭を掻きながらそう言っていた。女の子にそう簡単に答える程、デリカシーが無いわけじゃない。
そして、かなみにとっても、全く興味がないと言うのも複雑だから……この回答が一番良いモノだと、思っていた。女の子に興味がなかったら……自分自身にも興味がないと言う事なのだから。
「ああ……確かにヒトミちゃんにはそうですよね」
「だろう? ま、色々とマセてるが、とりあえずそれ以上は、OUTだ。さぁ 行くぞ。そろそろ出口が近そうだ」
ユーリは、ランス達がいる方へと進んでいった。かなみも、その後ろに続いた。ランス達は、既に奥へと向かっている。外の光が差し込む場所へと。
確かにもう出口は目と鼻の先にあった。
先へと進むにつれて、光の量は増してくるようだ。漸く悪魔の通路を通り抜ける事が出来たようだ。
「皆さん、出口です! やりましたね、ランス様」
シィルが先頭でそう言った。
それを聞いたランスは、一気に歓喜の声を上げる。
「がははは、ミッションコンプリートだぁ! うむうむ、やはり外の方が空気も美味いと言うものだ!」
「……まだだろう。寧ろココからだ。カスタムにはヘルマンの兵がいてもおかしくないんだからな」
「がはは、そんなもんオレ様の手にかかれば、楽勝! ちょちょいのチョイで救って、恩を売ってくれるわ! ぐふふ……」
いやらしい顔で笑うランス。……そして、
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