第3章 リーザス陥落
第44話 悪魔と契約
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かそーか、帰れ帰れ。オレが後はヤっとくから。別に行きたくないなら、も 良い。じゃあな」
「むっかーーー!! 貴様っ! さっきからオレ様に失礼じゃないか!」
「お前が何度も何度も帰る帰るって、言って聞かないからだろうが! 行く気があるなら何度も言うな」
「ガキにはわからん大人の悩みと言うものがあるのだ! お前には一生わからん!」
「アホなこというな! 《面倒+男の悪魔》ってだけだろうが! 男しかいないから、やる気が削がれただけだろ!」
「なにっ!? よくわかったな、猪口才なっ! ガキのくせに!」
「オレの方が歳上だ!! 敬え! クソガキ!」
ランスとユーリは、やいのやいのと言い争っている。
当人同士は、結構な喧嘩だと思っているのだが、傍から見たら……。
「あ〜ら? なんだか、仲良しになってるの? この2人。似た匂いがするのかしら?」
「あ……ははは。私もそう思えてきてますよ。ランス様も何処か楽しそうで……」
「はぁ……、ユーリさんとランスを一緒のくらいにして欲しくないけど……」
3人はその2人を見て其々そう感想を言い合っていた。
仲良しかどうか……? と言えば、はっきりと肯定は出来ないのである。そして、話を元に戻そう。
「でね? 悪魔回廊には凶悪な悪魔たちが無数に存在するみたいだわ。特に所々にいるリターンデーモンたちは最強って言っていいわね。そんな彼らが大好きなのが人間の女。あ〜、思い出しただけで濡れちゃうくらいの快楽! 何体ものデーモンに抱かれちゃったの。そして、ここまで来たって事」
「……そりゃ、お前にしか出来ない芸当だな。他の連中は死んでも嫌だろう」
「当たり前だ! 他の女たちは皆オレ様の女! 腐れ悪魔にやる女など1人もおらん! それにロゼは、まったくとことんまで、悪魔とのSE○が好きなんだな。……その上性格まで難あり。結構可愛いくせにもったいないぞ」
「あら そ〜お? 褒め言葉として受け止めておくけど、私 悪魔とじゃないともう、感じないから、お断り」
「誘ってないし、褒めてないわ! オレ様のハイパー兵器でも、貴様には勃たんわ!」
ランスは、ロゼは抱かない宣言をした。
それはそれで、ユーリとかなみは少し驚いた表情をしていた。
「……珍しい絵を見たな」
「ランスが女の人を抱かないって言うのは……、でも、ロゼさんは……」
「かなみのその感覚は間違えてない。ロゼが特別だって思ってればいいさ。いろんな意味で」
ロゼは、おそらくはその悪魔の通路での事を思い出しているのだろう。身体をくねらせながら悶えている表情をしていた。
……本人が楽しいなら、何も言う事はない。
「とにかく、その悪魔の通路を通ればいけるんだな?」
「ええ、勿論。んん、そーだそーだ」
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