第3章 リーザス陥落
第44話 悪魔と契約
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、何処か満更でもない様子が。
「はいはい。そうだな。待ってる女の為にも頑張らないとな。オレに負けるなよ」
ユーリはランスを乗せようとする発言に切り替えていた。
今回はロゼがいるのだ。
これまで通りの作戦で行けば、どうなってしまうのかわからない。変に広げられてしまう可能性が高いのだ。1言えば10は、内容が変わっているのが、ロゼなのだから。……それって、最初の内容と全く違う、と言う事だから 捏造じゃ? と思える程。
「ふふ、まぁ半分は正解だけどね〜。流石はユーリ! 私が鍛えたダケの事、あるわね〜?」
ロゼは、ニヤニヤと笑いながら見ていた。
勿論、2人には気づかれない様に。
遠くから見守り……もとい、付かず離れずに 茶々を入れるのがやっぱり面白い。
ユーリには何言っても信じてくれそうにないから、やはり あのコと一緒にいる時にからかうのが一番だとロゼは改めて思っていた。昔から散々からかいまくってきた事もあるだろう。他人に好意の目で見られたとしても……、自身の顔面に自信が持てない、と言うのが無意識下に脳裏に浮かんでいるようだ。だからこそ、真知子やトマト、志津香、ラン……そして、このかなみの好意もサラリと受け流してしまっているのだと思える。
更に絶対に他にもいるだろうとも……。
「さっきから、何をニヤニヤ笑ってるんだ? 早くカスタムへ入る方法を教えてくれ。正面突破は、戦力を分散させると言う意味ではカスタムの皆には都合が良いかもしれないが、流石に無理だ」
「まっ、いくらユーリでもそれはキツそうね」
「キツいくらいで済むならそちらを迷わず選ぶがな」
ユーリはそう言うと、ため息を吐いていた。
等のロゼもその辺は重々察している。
以前には指輪で強化された最早、人間じゃなくなっているラギシス。そして、AL教の実行部隊であるテンプルナイツ。それら相手に戦って生きているユーリの腕を知らないわけじゃないが、状況が違いすぎるだろう。ラギシス程の相手はいるとは思えないが、一体多数では、どうしても限界があると考えてる。
「この町とカスタムの間には、悪魔回廊というのがあってね。私はそこを通ってきたの。対価は私! ああ〜楽しかったわよ」
「……悪魔と言う名が出て楽しいと言ってのけるシスターはお前以外他にはいないだろ、絶対」
「おい、そんな事より、何故悪魔の通路を通れば楽しいのだ? 何かエロいイベントでもあるのか? 美人悪魔ちゃんがいるとか」
「ふっふっふー、ま、私が会った悪魔はぜ〜んぶ男! 残念でした」
ロゼは、にやっと笑ってそう言うと、ランスはあからさまに嫌な顔をした。人間であろうが悪魔であろうが、男はいらない。といった具合だろうか。
「オレ様、帰る」
「おー、そー
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