第3章 リーザス陥落
第44話 悪魔と契約
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きさもまるで違う。ピンポイントなのよね〜。私の?????に更にフィットして???のあれが……etc」
「バカなことばっか言わないで本題に入れ、本題に」
ロゼは、放送禁止用語をバンバン使っている上に終わりそうにないから、ユーリは再びハリセンでロゼを叩いて先へと誘導させた。
「どうせ、戦争から逃げてきたんだろう? シスターは、戦争で傷ついた人たちを助けたりするのが、仕事だろうが。カスタムの奴らを見捨てて来たのかよ」
ランスにしては、まともな事を言うものだ。
ランスが神官だったら、絶対にロゼのよーになりそうだと思えるのだが。
「そんなのナンセンスよ? 慈善事業は今時どこの国の神官だってしてないし〜。ユーリだって知ってのとおり、AL教だって、中身はどろっどろなんだから。特権使って優先的に安全なところに逃げるのが流行りだし。後は安全なところで戦争を非難することが仕事」
「あーつまりは、根っからの現実主義者って事だろ? まぁ 確かに間違えては無いが、心情的には同意しかねる」
ユーリは、ロゼにそう言っていた。
つまりは、あのカスタムの皆を見捨ててきたと言っているも同然なのだ。……だが、それがロゼの本心なのか?と思えば簡単に首を縦に振ることは出来ない。何だかんだで、色々と世話をやいてくれているのは事実だからだ。以前のカスタムでの戦いでもそうだった。
「あっはっはっは! ま〜、あの町には、からかいがいのあるコが多いからね? 私としては、ユーリやランスのよーな人を探してたのよ? 無償で街を助けてくれる正義の戦士さんたちを」
「おいコラ、誰が無償で働くか! 報酬はしっかりと頂くぞ」
「えぇ 早くにスポンサーを見つけてこの自由都市にも私の教会を立てて、寄付金でがっぽがっぽ〜生活が出来る様になったらね? 今はスッカラカンだし、どこかに金持ちで、神を信じてる馬鹿がいないかしらっと探してる最中」
「……流石のオレ様もお前には引くわ」
ランスをも 引いてしまう程の女シスターロゼ。やはり恐るべし……といったところだろう。
だが、それよりも 今はカスタムの状況だ。
「あー、はいはい。物欲しそうな顔しなくても教えるわよ。ヘルマンの大軍がせめて来てるけど、マリアや志津香が中心になって果敢に防衛をしてるわ。ふふ、あのコ達も《誰かさん》にもう一度会うまでは死ぬもんですか! っとかなんとかって言ってたわよ?」
「がははは! それは勿論、オレ様だな! 可愛い所もあるではないか、マリアに志津香は」
ランスは、腰に両手を当てながら、いつも通りのがはは笑いをしていた。
そしてこれは、簡単に想像出来る。志津香が盛大にランスにツッコミを入れるか、もしくは魔法。主に炎を飛ばしてランスを焼いている姿が。マリアは、否定しつつも
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