序章3 サカでの戦闘
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。恐らくリキアに向かったと思われる」
「分かりました。………ですが何故リキアだと?」
「ここの集落の反対側で警備させていた兵士達がやられていた。恐らく戦いから逃れるためにそちらから逃げたのだろう」
「兵士の配置が間に合わなかった西側ですね。………ですが逃げた先が何故リキアだと思われるのです?遠いとは言えエルトリアの方がより安全かと思いますが………」
「いいや、間違いない。リキアはまだ戦火に巻き込まれていない国であり、人の足でも山さえ越えれば直ぐにリキアに入れる。軍も勇将ヘクトルを始め、重騎士団、騎馬隊等ベルンに負けない位優秀だ」
「確かにそうですね」
ゼハードの言う通り、オスティアのヘクトルとフェレのエリウッドはリキアを代表する将軍として他の国でも名の知られている人物だ。
そして国としてもその土地としてもリキアは過ごしやすく、欠点を上げるとしたら各領主によって政策が違っている為、貧富の差が多少あるくらいか。
それでも顕著に表れている訳では無いので問題視するほどでもない。
「分かりました。兵はどうします?」
「必要最低限に抑えろ。多すぎると目立つ。あくまで隠密に事を進めろ。後の人事は任せる」
「かしこまりました。ではその様に準備を進めます」
そう言ってルクエはお辞儀をして出て行った。
「さて、世界はどう動くかな………」
ゼハードはまるで他人事のように笑って呟いたのだった………
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