第26話 ストーカー大作戦
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かるんだよ」
「少しでも待たせて悪いと思うなら走ってくるものだ!!」
ごもっとも。
俺は一度も走らず右手に缶コーヒーを持ち、飲みながら来たのだから。
「悪かったと思ってるよ。だけどこの陽気の中で走るなんて暴挙、俺に出来るわけないじゃないか!!」
「いや、力強く言われても………」
とにかく、俺が悪いんじゃないんだ!!
「もういい、さっさと行くぞ………」
それ以上追及する事なく、夜美は先にスーパーに入って行った。
「ちょっ!?待てって!」
それを俺は慌てて追いかけた。
「ほんまかいな………」
はやては夜美の姿を見て呟いた。
「あの時消えていったはずやのに………」
「二人確認できたってことはもう一人、クロノ君が言ってた………」
「うん、多分いると思う」
なのはの確認にフェイトは即座に返事を返した。
「しかし、髪と目の色が違うだけで、本当にはやてちゃんにそっくりだね」
すずかの言葉にはやて以外の4人が頷く。
「違うやん!私の方がナイスバディやもん!!でも確かにあの形はかなりの美乳………」
「バカなこと言ってるな!!」
アリサは拳骨ではやてを黙らせる。
「本日二回目や………」
「はやてちゃん、零治君がいないときぐらい自重しようよ………」
なのはの呟きもはやてには聞こえていなかった。
「でも、嬉しそうだね」
夜美の表情を見て、フェイトが言った。
「あんな年頃の女の子の顔するんやな………私、嬉しいわ」
「はやて?」
「だって、あの時は倒すしかなかったやないか。そして勝ったらあの子は消えていった………なのに今も元気に生活しとる。正直、嬉しいわ。出来れば友達になりたいし………」
はやての言葉になのはとフェイトも頷いた。
「あっ!?中に入るみたい。みんな行くよ」
5人はこそこそと隠れながらスーパーに入って行った。
「こっちの方が得だ!!」
「絶対、こっちだ!!」
今、俺達は精肉コーナーの前にいる。
それぞれ鶏肉のもも肉を持って。
「どう考えてもこっちの大きい方がいいだろうが!!」
「夜美、違うぞ!こっちのもも肉の方が量が多少少ないかもしれないが断然安い!!」
夜美は結構星の買い物に付き合っており、意外と目利きがうまい。
だが、俺だってずっと一人生活をしてきたんだ、俺にも意地がある!!
結局このやり取りはじゃんけんを始めるまで延々と続いた。
「長い………」
精肉店で喧嘩している二人を商品棚から覗いているフェイトは一人呟いた。
他の4人は……………
「へぇ〜今のスーパーってアボカド売ってる
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