最悪の入学式
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るよーなないよーな気がするんだけど。
「久しぶりだなレイ少年。二年振りくらいか? 」
「……あーー!あの時の院長! 」
「思い出したか。だが続きを言わせてもらおう。君はレイナさんを救うも、男に頭を強く打たれ寝込んだんだ。打ち所が悪かったのか、昏睡状態になった」
「マジか…」
「というわけだ。ケガが酷すぎて治るのにかなりの時間がかかったが、明後日には退院できるだろう。後、レイナさんにはこのあと話があるので来てください」
「あ、分かりました。今日のところはこれで帰りますねレイ君。皆行くわよ」
院長はすぐに説明を終えると、レイナと子供達と一緒に病室から出ていった。
ーーー−−
「それじゃあ皆はここで大人しく待つのよ。いい? 」
「「「「「はーい!」」」」」
タカナシ先生に呼ばれ、子供達を部屋の外に待機させて部屋に入る。
「………タカナシ先生。あれはどういうことなんでしょう? 」
「真実を知らない方が幸せの事だってあるって事です」
「しかしあの時の豹変っぷり……それに傷なんて生優しいものでは…」
「確かに私も驚きました。まさか腕をくっつける手術なんて初めてなもので。しかしレイナさん。この出来事は他言無用でお願いします。それがレイ少年のためです」
「……わかりました。では失礼します」
部屋から出ると子供達が怒られていた。騒がしくでもしていたのでしょうか?
「迷惑をかけてすいません。ほら皆、帰るわよ」
「「「「「はーい! 」」」」」
子供達と手を繋いで、病院から出る。その時にレイ君がいるであろう病室を外から見る。
「…『殺してやる』…か。レイ君、道を間違えてはいけませんよ」
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