マブラヴ
1086話
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タに向けると、自信の感じられる笑みを浮かべたコーネリア。
『こっちももう少しで終わるから、心配はいらない。アクセルはゆっくりと待っているといい』
「別に心配はしていないさ。シャドウミラーの実働班を率いるコーネリアだ。アメリカ軍……それも、暴走している一部のアメリカ軍程度、どうとでもなるだろうし」
『ふっ、言ってくれる』
俺の言葉に再びニヤリとした笑みを浮かべつつ、忙しく機体を操作していく。
オープンチャンネルから悲鳴や爆発音といったものが聞こえてくるが、コーネリアに戸惑ったような様子は一切ない。
こうして見る限りだと、予想通りに全く心配はいらないようだな。
「ならそっちに関してはもう完全に任せるぞ? 一応海と宇宙の件が解決したのをビルに知らせておきたいし」
『分かった』
短い返事。だがその返事はこちらを信頼しているからの返事たというのを、俺は知っている。
だからこそ、俺もそれ以上は何も言わず……いや。その前に。
「今日の夜はたっぷりと可愛がってやるから楽しみにしていてくれ」
『なっ!?』
その言葉に頬を薄らと赤く染めるコーネリア。
だが次の瞬間には俺の方へと鋭い視線を向けてくるのを見ながら、通信を切る。
『……アクセル、貴方ねぇ……』
コーネリアとの通信は切れたが、シロガネとの通信はまだ繋がっていた為、マリューのどこか呆れたような表情が目に入ってきた。
「激励だよ、激励」
『……はぁ。ま、いいけど。今夜コーネリアに逆襲されて……いえ、アクセルがそっち関係で負けるなんて事は有り得ないかしら』
「さて、どうだろうな。それはともかく、コーネリアに言ったようにビルの方に通信を送るから、こっちの通信もこの辺で切るぞ」
『あら? 私には夜にサービスしてくれないの?』
『それを言うのなら、私もだろう。全く、共に行動した私を置いておきながらコーネリアやマリューとイチャつくとは、どういうつもりだ?』
通信に割り込んできたのは、スレイ。
言葉では不機嫌そうだが、表情には面白そうな、悪戯っぽい笑みが浮かんでいる。
「分かった、今日は全員に徹底的にサービスする。鳴いても、泣いても、啼いても徹底的にな」
『ちょっ、アクセル!? それはスレイだけで……』
『待て、あのアクセルを私だけで相手をさせる気か!?』
そんな風なやり取りを効きつつ、2人との通信を切る。
『……やるねぇ』
『ふんっ、破廉恥な』
一瞬だけ映像モニタにムウとイザークが映し出され、それだけ言ってすぐに切れる。
……聞いてたんだな。
そんな2人の様子に苦笑を浮かべながら、通信を前もって約束しておいたチャンネルへと繋げる。
『アクセル! こうして通信を入れてきたって事は……
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