マブラヴ
1086話
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ている筈だ。
それを思えば、何だかんだでここまで時間が掛かってしまってもしょうがない。
『こちらは特に問題なしね。地上で戦闘が始まった直後はそっちに移動しようとした衛星もあったけど、メギロートで確保しているわ。一応事前に各国に対して連絡はしておいたのだけど』
「どこの国だ? 今のマブラヴ世界で俺達の要請を無視出来る国がそうそうあるとは思えないが……」
『アメリカ、ソ連。この2つはまずいいわよね?』
「ああ。今回の当事者だしな。特にアメリカの場合はG弾を使おうとしている者がいる可能性が高いのを考えると……」
『ええ。だからアメリカの衛星は真っ先に抑えたわ。ソ連に関しても同様ね。G弾とは言わなくても、何かを企んでいる可能性は十分以上にあるから』
マリューの言葉に頷く。
確かにG弾はアメリカしか持っていないが、別にこの世界にあるのはG弾だけではない。中国とソ連が最初期にBETAとの戦いで使った核兵器。これに関してはBETAの数の前には殆ど意味がなかったが、それでもある程度有効な兵器である事は間違いない。
……その変わりに地球を汚染していくのだが。
ともあれ、核兵器という手段があるのを考えると、ソ連の衛星を確保しておくのは間違っているとは思えなかった。
だが……
「この2国以外にも、俺達の言葉を無視してちょっかいを出そうとした国があるのか?」
そう。そこが問題だ。言うまでもなく、現在のマブラヴ世界は俺達シャドウミラーが協力しているおかげで、BETAに対して優位性を保っている。
そんな俺達が前もって忠告したというのに、それを無視して手を出してくる国がある?
それはちょっと信じられない。
だが……次の瞬間、マリューが口にした国の名前に、納得すると同時に疑問を抱く。
「大東亜連合よ。それとフランス」
そう。大東亜連合に関しては、これまで幾度となく騒動を引き起こしてきた国だ。
大東亜連合……正確にはそこに所属している某国が、だが。
まぁ、その某国が騒動を引き起こすのは決まって日本に対してだけだったのを思えば、日本が全く関係していない今回の件で何を考えて介入しようとしたのかは疑問が残る。
考えられる可能性があるとすれば……日本とシャドウミラーの関係が深いからか?
普通であればちょっと考えられないんだが、ありもしない歴史を自分達に都合がいいように作り出してまで日本を責めるような国だ。……ああ、そう考えれば寧ろ自然か?
にしても、大東亜連合を形成している他の国は色々と大変だよな。
これまで、何度同じような真似をしてきた事やら。
……今回も色々とと大変な目に遭ってそうな感じはするが、そろそろ大東亜連合から追放されるんじゃないか? あの国を自由にすれば世界的に迷惑しか掛からな
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