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咲きにける
秋の初めの
鏡草
夏の名残に
君を重ねし
ひっそりとした秋の始まりの雨雲の下…未だ美しく朝顔が咲いている…。
夏を惜しむかのように咲いた朝顔は、雲に覆われた日々に色を差して…まるで私の人生に色を差してくれた彼のようだと思った…。
溢れ出す
想いぞ紙に
綴れども
時雨し空に
意味ぞ求めし
消せない想い…諦められない気持ち…彼を欲する心…そんな溢れ出る感情を紙に書き続ける…。
そうしていると、ふと…これには全く意味などないのではないのかと思った…。
外は降ったり止んだりの雨模様…。そんなどっち付かずの空に私の意味を見出だそうとしても…全く詮ないことだ…。
では、自分でも分からぬことを、一体…誰に問うべき…?
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