暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1085話
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……いないな。
 毒だったり麻痺だったり、眠っていたりする奴はいるし、身体中に妙な斑点が出ているのは……何だ? 何かの病気だったりするのか? まぁ、今までの経験から言えば、ある程度の時間が経つと状態異常は自然と解除されるからな。
 特に今回はそれ程魔力を込めた訳ではないから、その時間もそれ程掛からない……筈。

「ま、生身で俺の前に出てしまった時点で終わりって事だ」

 それぞれに殆ど身動き出来ないでいる中将達に視線を向け、小さく肩を竦める。
 毒とかは身動きしてもおかしくはないが、身体を襲う毒に対抗出来ないのか、身動き出来ないでいる。
 取りあえず見ただけで即死するというのがないから、こういう時には便利な能力だな。
 もっとも、混乱になった男のように予想外の行動に出る奴がいたりもするから、多少の注意は必要だけど。
 うーん、やっぱり狙った状態異常を与える事が出来ればいいんだけど。こればっかりはどうやっても出来ない。
 流す魔力を意図的に変更させたり、強く念じてみたりとかしても相変わらずランダムだ。
 ともあれ、こっちは何とかなった。G弾入りのミサイルも確保したし……残るのは緩衝地帯付近に集まっていたオルタネイティヴ5派やG弾信者の方と上か。
 上はシロガネがいるし、メギロートとかもいるから大丈夫だとは思うけど、一応確認しておいた方がいいな。
 床の上で寝転がり、身動きが出来なくなっている中将達を一瞥し、面倒臭いと思いながらも空間倉庫から取り出したローブでその場にいる者達を縛り上げていく。
 中将が思い切り睨み付けてくるが、身動き出来ない状態だとどうしようもないだろ。

「悪いが、お前達の……オルタネイティヴ5派の企みはここで終わる。史上最も卑劣な存在として歴史に名前が残るだろうな」

 呟き、それ以上は中将の表情すら見ずにニーズヘッグへと戻っていく。
 こいつらを確保しておく為に、量産型Wを呼ぶ必要があるしな。
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