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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエスト2!『海』!
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「んー。指示を聞いてたんだけどあまりにもバラバラだったから、砂を当てて位置を確認したんだよ」

砂を当てた音で把握したのかよ……どんな聴覚してんだ。

「えー……まあミヤモトさんが早速一個を割ったので、次行こう次っ!ただしミヤモトさんのような行為はしないように! 」

「「「「やれるわけないだろ!! 」」」」

ーーー−−

そのあとクオン、シノ、ヨシナ、モチヅキと連続で失敗し、俺の番になった。

「なんで俺がこんなことを……」

「つべこべ言わずやりなさいよ」

「そんで失敗して僕達に順番を回してね」

「死ね」

目隠しをして金属バットを手にもつ。指示の声が聞こえるが、全くあてにならないとわかっているのでどうするか考える。現に四人は全然違う方向に向かって失敗している。

さすがに俺にはユウ並の聴覚はないしな……てかまずその行為事態が禁止になってるけどな。となると、打つ手は………

「あっ、一つあるか」

俺は意識を集中させて、余計な情報……もとい指示の声を切り捨てた。後は自分の感覚で今この空間を把握する……。

「………………そこか! 」

俺は自分の直感を信じて移動し、真っ直ぐに降り下ろすと手応えを感じた。

「「「「「おおーーーー!!! 」」」」」

「うっそぉ………」

「まあこんなもんか」

「ヒロヤ。今度はどんな方法で成功させたの? 」

目隠しを外して金属バットを砂浜に置くとシノが聞いてきたので、簡単に説明すると訝しげな表情をした。

「………相変わらずどんな空間把握力と直感を持ってんのよ……もはや超人じゃないかしら? 」

じゃあユウはなんなんだよ?

ーーー−−

「疲れた………」

「お腹すいた〜……」

「ではそろそろ旅館に戻るとしよう。皆のもの、道具の片付けとか済ませるぞ」

「「「「「はーい」」」」」

残り一つのスイカ割りは全員失敗し、順番通りにまた一週してやるということだが、俺とユウはもう成功させたので参加は出来ないらしく、スイカを食べて見守っていた。
結果は三週目で表れ、リンヤが見事に成功させた。

「リンドウ。そういえば何処の旅館に行くんだっけ? 」

「私の親戚が経営している所だ。ここからだと二十分近く歩けばつくはずだ」

「結構歩くのかよ…面倒くせぇー! 」

「たかが二十分だ。我慢しろサカキ」

「ヒナタは鍛えてっからそう感じるんだよ! 」

元気あるならこっちも手伝ってくれ。パラソルって結構持ち歩くの大変なんだよ。
そう思いながらヨシナ達を見るも一向に気づく気配もないので、諦めてそのまま片付けに専念した。

「ヒロヤ君よ……聞きたいことがあるんだけどいいかい? 」

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