第25話 久々の学校、いつも通りの生活
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こに行ったんだろう?
私が席を立とうとした時、奴らが現れた………
「君が今回転校してきた女の子だね。俺は2ーAの神崎大悟って言うんだ、よろしくね」
「はぁ」
いきなり私の前にやって来て握手を求めてきた。しかも隣のクラスの男子。
銀髪も珍しいが、赤と青のオッドアイの方が珍しいと思った。
だけどそれだけ。
なぜ握手を求めてきたのか意味不明だし、何でこんなに馴れ馴れしいのよ。
兄さんの知り合いかな?
取り敢えず丁重にお断りして握手もせずにそのまま教室を出ようとした。
「おや、恥ずかしいのかな?恥ずかしがらなくてもいいのに」
「ハァ?」
こいつバカなのかな?
なんでそう思えるのかしら?
「いくら俺が魅力的だからってそんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないか」
髪をかき上げながら行こうとした私に近づき、そんなことを言う。
何カッコつけてんだこの男。
すごく気持ち悪い………
「どうだい?せっかくなら俺が優しく学校案内しようか?」
優しくってなんなのよ。下心丸出しじゃない。
「いいえ、結構です」
私が大人の対応で断る。
「そんな遠慮しなくても、別に俺なら全然構わないから。ねぇ?」
コイツ本当にしつこい。
しかもやたらと頭を撫でようとしてくるし………
「君は優しい子なんだね。でも俺に気を使わなくていいんだから………」
「余計なお世話って言ってんでしょうが!!」
私は我慢できず、回し蹴りで変態を廊下に吹っ飛ばした。
「か、神崎君!?」
後ろに付いていた男子生徒が走って様子を見に行く。
「さっきから馴れ馴れしいのよ!!しつこい男はウザイだけよ!!そこで一生寝ていなさい!!」
私は吹っ飛ばした彼に指差しそう怒鳴った。
「ッ、お痛はいけないな…………」
懲りていないのか少し痛そうにしながら立ち上がる。
「でもそんなツンデレな君も悪くない」
ヤバイ………コイツ生粋の変態だ。
初日から嫌な奴に目を付けられたな………
とそこに栗色の女の子が男子生徒を引きずってどこかに行こうとしていた。
「やぁなのは、どうしたんだい?」
あの子が高町なのはか………
兄さんが言ってたけど、確かこの世界の主人公だっけ?
でもあの変態、本当に空気読めないわね………
明らかに話しかけるなオーラ出してるのに。
「……………じゃま」
なのはと呼ばれた女の子は変態に裏拳を食らわせ、変態を壁の方にぶっ飛ばした。
すごく鈍い音がしたんだけど。
「さぁ早く行こうね、零治君…………」
「だ、誰かたす………けて」
何か兄さんの名前が聞こえた気がしたけど。
気のせ
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