それはある日突然に
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ままだが『因果逆転』によって最強までの威力を得たと言うところか」
「大方正解だ無銘。だが貴様、一体いくつの能力を持っている。最初に見せた剣、銃もだが、武器を造り出す能力か。だがこの槍を防ぐなど、その異能には難しい。複数の能力しか俺には思いつかん」
「大体は正解だが、私の異能は武器を作るだけだ。それ以外には持っていない」
静寂が満ちようとしていたが、ケンプファーによってそれは終わりを告げた。
「……そういう事にしといてやるよ。無銘、貴様とはいつか万全の状態で決着をつける。こっちゃあ、戦士としては屈辱だが、万全な状況で戦うな、しかも生き残れなんていうクソッタレな命令が下されてるんでな」
「命令?君ほどの戦士を従える者がいると言うのか?」
「ほっとけ。じゃあな」
そう言ってケンプファーは去って行った。去りゆく背中を見つめながら、鉄平に電話する。
「すまないが中止だ。帰ってこい」
これだけ言って無銘は車で待つことにした。
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