第三十話 平野大尉!コックは衛生第一!!その十二
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「これより」
「了解です」
「それでは」
源田とハルトマンは空軍衆の敬礼で応えた、陸軍衆のものと全く同じである肘を畳まない敬礼だ。海軍衆の敬礼は肘を畳む。
程なくしてだった、瞬と平野が来た。瞬は空軍衆の軍服を着ている。勿論平野もだ。平野もまた端正な顔立ちだが日帝衆は引き締まった美形揃いの組織でもある。アニメ化すれば美形人気も期待出来るいい作品だ。
その二人にだ、西郷は言った。
「ではこれよりでごわす」
「はい、鳥羽に出陣し」
「水族館においてですね」
瞬と平野も西郷に応える。
「ジャスティスカイザーの二人と勝負して戦い」
「そしてですね」
「勝つ」
「そうすべきですね」
「そうでごわす、武運長久を祈るでごわす」
西郷はその二人に応えた。
「食材、キッチンはあちらに既に用意されているとのことでごわす」
「そうなのですね」
「形式は料理の鉄人でごわす」
あの料理番組の様な形式で行われるというのだ。
「水族館の中庭というか通路のところでやるとのことでごわす」
「中ではないのですね」
瞬は西郷に建物の中では、と問うた。
「あそこでは」
「煙も出るので使用出来ないとのことでごわす」
「わかりました、では」
「行って来るでごわす」
西郷は二人を優しい声で送った、二人はそのまま日帝衆の空港からヘリに乗り鳥羽まで向かった。そして水族館に着くと。
ジャスティスカイザーの二人はその瞬達の目の前でだった、今回もギャラリーと喧嘩をしていた。
「うるせえハゲ!」
「手前の残り少ない髪の毛全部毟るぞ!」
中年の髪の毛の薄いおじさんに中指を立てて言っていた。
「おめえには何もしてねえだろ!」
「おめえのガキに言っただけだよ!」
「俺達に負けろとか言うからな!」
「ドラゴンズにケンタッキーのおっさん送るぞって言っただけだろ!」
三重は近畿になったり東海になったりする、それで野球は中日ファンが多いのだ。
「それの何処が悪い!」
「手前の奥さんにも声をかけてないぞ!」
隣の奇麗な、実際の年齢よりも若く見える人も見て言う。
「俺達人妻にはリアルで手は出さないからな!」
「悪田部さんや八条荘の止さんと一緒だよ!」
「人妻に手を出したら後が怖いからな」
「人妻さんと遊びたい人は風俗に行けよ」
噂では実際に人妻でなくとも風俗店の紹介ではそうなっている、お客さんもそうしたことは見て見ぬふり、聞かなかったふりをするのかも知れない。
「ガキにそう言っただけだろ」
「それで何でおっさんが出て来るんだよ」
「今回水族館でも悪さしてないぜ」
「ガキに言い返しただけだろうがよ」
「俺はドラゴンズファンなんだよ」
おじさんは二人に自分のことを言った、見れば頭の具体は和田選手だ。
「そん
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