第3章 リーザス陥落
第42話 利用する者とされる者
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たね。すまない。さぁ 感じてくれ』
『はぁぁん……/// も、もっとぉ……』
こうして、ランスもやる気を更にだし……、リーザス解放に向けて風向きが以前よりも遥かに良好になっていったのだった。
ミリをも超える性豪が現れた瞬間でもあったのだった。
〜fin〜
「………い」
かなみは、更に更に、どんどん、妄想が膨らんでいってしまっていた。
もう、周りなど目に入らない。頭の中の妄想に全てを集中させていた。
「(ゆ、ユーリさんが……)」
ランスが他の娘やシィルとヤっている姿は何度も見てしまっているかなみ。
とても痛そうで、ランスが自分とするとなったら、絶対に首を横に振るだろう。ただ……シィルが見せるあの喘ぎ声とあの表情を見たら……一概には言えない自分がいる事にも気づくんだ。好きな人と体を重ねているのだから、と言うのもあるだろう。 多幸感を得られるのだろうか。
……好きな人を抱きとめ、そして 包んであげる。文字通りそうする事が出来れば、満足してくれれば きっと、幸せなのだろうか。
「かな……? ……だい……か?」
ただ、絶対にそれは相手によるだろうと、かなみは思っている。
「(だ、だって……初めては、好きな人と……それが絶対に女の子の願いだって思うし…… でも、ユーリさんがランスを焚きつける為にあんな事するなんて……。でも、でもでも、ユーリさんとなら私……、私の初めてを……)」
もはや、どこからが現実なのか分からなくなってきたのである。先ほどまでのかなみは、何処かの街をイメージしていたのだが、今はどこへ行っている?
判らなくなりそうな為、強制的にかなみには現実に戻っていただこう。
「おい! 大丈夫か?? どうしたんだ?」
突如、身体に衝撃が走っていた。どうやら、両肩を強く叩かれ、掴まれたようだった。
「ひゃっ!! ひゃいっ!?!? ど、どうしましたっ!?」
かなみは甲高い声を上げながら飛び上がってしまった。
完全に油断をしていたからだ……。
油断どこか、完全に意識が無かっただろう。立ったまま白昼夢をみていたようなものだろうか。
「それは こっちのセリフだ……、突然 ぼーっとしたかと思ったら声をかけても反応しないんだからな。大丈夫か? かなみ。何かあったのか?」
「あ……ああっ!!」
かなみは、今まで妄想の世界にいた事を改めて認識した。その瞬間、顔が再び暑くなる。赤くなってしまっているのは間違いないだろう。
「な、何でもありませんよっ!」
「何でもない風に見えないぞ……流石に。大丈夫か? ん……」
ユーリは右手で自身の額を、左手でかなみの額を触った。
熱を
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