第二百五十九話
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第二百五十九話 考えること
赤音は自分の部屋で魔法の勉強をしていた、本を読んでだ。
その中でだ、使い魔であるジップとハリーに話した。
「ねえ、最近ね」
「最近?」
「最近っていうと」
「うん、私の魔法のことだけれど」
本を読みながらの言葉だった。
「何か最近どうかって思ってるのよ」
「つまり方向性だね」
「ご主人の魔法の」
「それがどうか」
「そう言うのね」
「ええ、光で攻撃するだけじゃなくて」
それと共にというのだ。
「何か癒すとか。目くらましとか」
「目くらましなら」
兎のジップが言うには。
「光の魔法だから楽でしょ」
「ええ、そうよね」
「じゃあ普通に使えばいいんじゃない?」
光の魔法をいうのだ、こう話すのだった。そうしたことを話してそして自分の主にあらためてこう言ったのだった。
「難しいこと考えずに」
「簡単になのね」
「目くらましの場合はね」
「そうね、そちらはね」26
赤音も頷く、それで目くらまし系はクリアーされた。
そしてだ、ハリーはこう言った。
「攻撃もね」
「それもなのね」
「転がしたら?」
「魔法を?」
「そう、飛ばすのもいいけれど」
「地面を転がすのね」
「そうすればどうかな」
こう言うのだった。
「それならよけにくいよ」
「それじゃあね」
「そういうことね、今まで光は飛ばしたけれど」
その魔法をだ。
「それを転がすのもね」
「光を球にしたりして」
「それいいわね。あと打ったり蹴ったり」
「球技ね」
「それもいいわね」
赤音はハリーの話をヒントにして述べた。
「じゃあね」
「攻撃はそうしていくね」
「うん、そうして考えていくわ」
「実際にやっていって」
こう二人で話をしてだった、お互いにやっていくのだった。そしてそうしたことも話しながら赤音は自分の魔法を考えていった。
第二百五十九話 完
2015・8・1
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