第十二幕その五
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「このことは頭の中に入れておきます」
「では、ですね」
「今回はですね」
「人がニホンオオカミを守る」
「文明の産物である法律やネットを使って」
「そういうことですね、もう絶滅してはいけないです」
ニホンオオカミさん達はというのです。
「絶対に」
「彼等を文明で守りましょう」
「自然の中にある彼等を」
「そうですね、思えば自然と文明は対立しておらず」
先生はこの考えも言うのでした。
「共に地球の中にあるものですね」
「だからこそ影響し合いますね、今回の様に」
「そうもなりますね」
「では、ですね」
「今回はその様にしましょう」
園長先生と日笠さんは先生に応えるのでした、そしてでした。
お二人はそれぞれの場所に戻りました、先生は法整備をすぐに発案して審議出来てしかも即座にそれを成立させてです、問題のあるマスコミた知識人の素性をネットで暴露して動けない様にしてしかもその地域の妖怪話等も流布させたとです、学園長さんから連絡を受けてでした。ニホンオオカミさん達のことを公表しました。
この公表はあっという間に世界的な騒動になりました、ですが。
先生はこのことについてです、お家で言いました。
「僕のことはよくてね」
「ニホンオオカミさん達が無事に暮らせる」
「そうした状況が整うことがですね」
王子とトミーがその先生に答えます、今回はロシア風の紅茶に三段セットです・
「よかった」
「そうなんですね」
「うん、よく僕が世界的な発見をしたって言うけれど」
「そのことはどうでもいい」
「先生としては」
「そうだよ、僕はそのことについてはね」
まさにというのです。
「どうでもいいよ」
「うん、そう言うのがね」
「先生ですね」
「名声にも興味を持たない」
「そうしたところも」
「自分でもそう思うよ、とにかくね」
今回のことはというのです。
「色々とわかったよ」
「何か法律とか?」
「そのことで色々とあったんだよね」
その場にいたジップとチーチーが言いました。
「それで発表まで時間を置いた」
「そうしたんだね」
「あとインターネット」
「それも使ったんだよね」
ポリネシアとトートーも言います。
「何か色々とやって」
「狼さん達を守れる様にしたんだね」
「何かね、狼さんなら」
「守る必要もないんじゃかって思うけれど」
ガブガブとダブダブは狼さん達が強いからこう思うのでした。
「むしろ狼さん達から身を守る」
「そうも思えるけれど違うのね」
「狼さんをどう守る」
「今回はそうしたお話で」
老馬とホワイティも考えつつお互いにお話をします。
「先生も考えて悩んで」
「そうしていたね」
「そしてすぐにも発表せずに」
「今まで待っていたし」
チ
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