ステージ2前編 対決!ハットVS舞菜。痺れるパフォーマンスにご用心!?
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タッパーをベッド近くのテーブルに置いた。
「じゃあね。あなたと戦えるの、楽しみに待ってるから」
(これも、何かの罠なのかな……?)
そう疑った舞菜の心に反し、ぐぅーっとお腹がなった。
「ど、毒を食らわば皿までも!」
舞菜は空腹に任せ一気に野菜炒めをかきこんだ。
「あ、箸忘れちゃった。ま、あの舞菜ちゃんなら大丈夫よね。会場で会ったら謝っとこ」
野菜炒めは焦げの苦味、独創性にあふれた梅干しの酸味、全然火の通っていない大根の辛味があわさった、独特の味だった。
そして、
「ふっっかーーーつ!」
舞菜の体の痺れはあっという間に取れていた。
(ありがとう、呼び捨て……)
舞菜はしみじみと目を閉じた。
「よーぉし、優勝するぞー。A、A、O!」
舞菜が小さく活を入れた。これは、舞菜が本気をだそうとしている証である。少し受験を意識しているが。
舞菜は病院のベッドでぐっすり眠ると、病院を脱走した。
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