二十五章
最後の大戦(5)
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の仕事だ」
「ま、目的がある事も知っている我が主ではありますがこれはこれで楽しめます!」
今の戦力差でも充分倒せる余裕を持っているので、隙を見つけたとしても踏ん張る余裕すらある。森一家は引き続き洛中でのお掃除を任されていた。
「ふぅ・・・・この辺りはあらかた掃除出来たか」
「ガキもいっちょ前になったが、まだまだだなと言いたい」
「姐さんにお嬢!ちょっと良いですかい!」
「ワシとガキに用とは何だ?」
「隣町に大物見に行った各務の姐さんからの伝令により、洛中から鬼の姿が綺麗サッパリ消えたって言うんでさぁ」
「消えた?何だそりゃ?」
「各務の姐さんと俺達も夜叉とはいえ、鬼が洛中から消えたとなると一箇所に集めていると神界にいる八大夜叉大将様がそう推測なさっています」
「集結という事か。・・・・林のばあさんはおるか!」
「へい!今は後ろにいますぜ!」
「ならば夜叉となったオメエが伝えときな。洛中探索はばあさんと各務に任せるんで、ワシとガキらは何人か連れて離れるんであとはやっとけとな!」
森親子は金柑の鬼退治に行く事で、状況も分かってきた事だった。トレミーでは既に洛中から鬼が消えた事で分析を行っていたが、完了と共にトレミー内にいるIS部隊はいつでも出れるようにしとけと。それとこの状況を通信にて、艦長である一真に伝えたのだった。
『艦長』
「何だフェルト。今俺らは忙しいんだが?」
『それについては知っていますが、鬼が洛中から消えて本能寺に集結つつあります』
「おい聞いたか、鬼共がここに集結してるってさっ!」
斬り捨てながら話していると、強化体鬼が減ってきてはヴァーリ達を目視で捉えた。強化体鬼だとしても俺らの敵ではない事なので、そろそろ集合するかと思いルフェイとゲオルグに指示を出して、魔法によるビッグバンで俺ら周辺にいた鬼共を全て屠った事に成功した。あとは一真隊にいる鬼共は、俺らと合流を果たして後方支援をする事になった一真隊。
「やっと前方にいた鬼共は俺達が倒したが、残りは一真隊目当ての鬼共か。続いて湧いて出てくるのも、洛中の鬼が全てこちらに集結だと言ってたぜ詩乃」
「お帰りなさいませ一真様。ですが倒せど倒せど、次々と地中から湧いて出てきますが随分と余裕に見えますね」
「そりゃね。黒鮫隊は引き続き地中に向けて攻撃を頼むが、夜叉となった足軽達も休憩する時はたっぷりと休憩しろ」
一真隊も疲労の影など出てこないが、撃ち漏らした鬼共は俺達が斬っているし地面からドラゴンヘッドで鬼を噛み殺している。
「流石はお頭、全然疲労の影を感じない何て・・・・ころちゃんも大丈夫?」
「うん。黒鮫隊のお陰でまだ大丈夫だし、お頭達がやっているからね。ひよは玉薬
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