二十五章
最後の大戦(5)
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りました!敵は本能寺にあり!」
「本能寺・・・・っ!」
「・・・・行けよ、美空。オレと母の代わりに一真を頼むぜ」
「ええ・・・・ここは任せる!秋子!私は松葉と二人で本能寺に向かう!あんたは森一家と連携して、ここらの掃除をやっておきなさい!」
「御意!」
「気をつけてっすー!松葉、御大将を頼むっすよ!」
「・・・・(コクッ)」
長尾衆の大半はお掃除をしてから、森一家もお掃除に協力をしていた。そして美空と松葉は急ぎ本能寺に向かうとしていた所に、武田衆と奥方衆蜀の恋達が通信機と端末を取り出して状況確認をしていた。
「鉄砲の連射音っ!?どこからだっ!?」
「このうるさい音はきっと一真隊の鉄砲音なのら!」
「一真隊が前に出てるって事は、いよいよ大詰めに来てるって事だぜ!」
「うむ。拙らも急ごう」
「・・・・音々音」
「何ですぞ?」
「今の音はどの辺りから・・・・?」
「ご主人様なら、ここにいる」
本来は一二三の仕事だが、状況が分かる恋達に聞く事が早いと察した光璃。すると恋は地図データにある印を指差していたが、洛中から中央よりやや東の部分。湖衣の金神千里なら詳細な場所が分かるという事。
「一二三は本能寺に向かって先導をお願いしますです」
「本能寺か・・・・どうやら当たりかもしれないね。ところでどのように動きます?」
「二つ。一隊を禁裏。一隊を・・・・」
「兄上の所に、でやがるな!」
「・・・・(コクッ)」
「じゃあ私が禁裏に向かう隊の指揮を執るね」
「・・・・良いの?」
「私もお兄ちゃんの所に行きたいけど・・・・だけどそれは同じ妾としてであるお姉ちゃんが先だと思うんだもん。それに恋ちゃんも一緒に行ってあげてね?」
「・・・・(コクッ)」
「任してや。先導と共に恋ちんもねねも一緒に行くでー!」
お兄ちゃんである一真を守る事だったが、薫は一真が戦闘狂なのを知っているので仲間達の援護に向かってほしいと言っていた。夕霧が薫を守るので、光璃を守るのが恋の役目となった。同じ顔であるが、武装と服装を見れば分かる事だから禁裏に向かう部隊は逍遙軒衆と典厩殿に任せるとな。残りは光璃を守りつつも、一真隊との合流を果たす事だ。
「それではウチと一二三が先導をするから、しっかりついて来てやー」
「任せる。・・・・では武田衆は二手に分かれて動く!各々方、武運を祈る!」
武田衆もこちらに来る事を予想しながらも、黒神眷属と一真隊はそれぞれで戦っていた。最も黒神眷属の内、大将である一真は神龍四天王と戦っていて何も問題はなかったが問題は一真隊であった。戦い慣れている者らは、簡単に倒せているが後方にいる一真隊を援護出来る程の手は空
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