二十五章
最後の大戦(5)
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を屠っていたが一真隊と黒鮫隊は戦う意志があるので大江戸チームも見てるだけとなっていた。あれだけ遊撃部隊として活躍したのであれば、今度は一真隊の活躍というのを見てみたいからだ。
「ってーーーーーーーーっ!」
鉄砲を前にしているので、主に鉄砲部隊と黒鮫隊が連携して戦っていた。
「ハニーはこの先に居ますでしょうが、駆けつけなくとも大丈夫でしょう。今は目の前の鬼を倒す事が先決ですわよ、鉄砲部隊が下がったら歌夜さん達の出番です!」
「了解です!」
「任せてなの!」
本当だったら鞠は一真の元にいるはずが、既に行ってしまったようなので一真隊守護としてここにいたのだった。
「長柄隊、鉄砲部隊を守るよ!突けー!」
「今の内に装填せよ!黒鮫隊が撃ってる間にですわ」
「小荷駄隊、早合の準備をしとくよーっ!」
「俺達黒鮫隊は、一真隊鉄砲部隊が装填している間に撃つ事だ。それに前方のヴァーリ達や隊長がいたとしてもだ、気にしないで撃てばいい事。小波は本陣に報告を入れてくれ、周囲の索敵に関してはこちらでやっておくが手が空いたら索敵頼む」
「承知!」
「綾那!一真隊鉄砲部隊は私や長柄隊に任せて、黒鮫隊と共に討って出て!」
「あいですーっ!」
黒鮫隊地上部隊百名は、半々に分かれてからアサルトライフルで撃っていたがもう一つの半分は剣や槍となった量産型聖剣エクスカリバーで戦っていた。それを見た歌夜が綾那に指示を出した。
「おーーーりゃーーーでーーーすーーーー!」
「包囲の一角を破ったのち、背後に壁を背負う形で陣形を再度、布き直します!」
「皆、夜叉となったのなら踏ん張れるはずです・・・・っ!」
黒鮫隊と一真隊鉄砲部隊が撃っている音を聞こえた禁裏にいる連合本隊も音に気付いた様子だった。奥方衆呉は、通信機と端末を取り出してから大量の鬼を片付けていた一真達がいたが、このまま待機となっている。
「この鉄砲の連射は一真隊と黒鮫隊のようですね・・・・」
「見つけたのかっ!?」
「分かりませんが、冥琳さん達は知っているようですが・・・・」
「それなら情報提供をしようじゃないか。一真隊及び黒神眷属は、現在本能寺にて首魁を発見した事により鬼と交戦中の模様だとな」
「同じように小波さんからも来ましたので、そこにいるかと思います」
「よし!麦穂、我は征くぞ!禁裏の守護を頼む!」
「はっ、し、しかし久遠様お一人では・・・・っ!」
「我ら奥方衆呉が久遠様の警護を致しますので、どうか麦穂は禁裏の守護を頼みましたぞ?」
「なるほど・・・・ではお願い致します」
本来であれば、馬廻りを揃えている時間はないので付いて来れる者だけだと。そして夫が戦っているのならば、妻も
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