マブラヴ
1083話
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海水を飲んだりして体調に悪影響が出てきたりするかもしれないが、その辺も勘弁して貰おう。
少なくても、俺は殺さないように努力はしたのだから。
戦場に出てきて、命が助かっただけでもありがたいと思って貰わないとな。
映像モニタの方に視線を向けると、そこではスレイのシャドウがビームガトリング砲を使って軍艦の砲塔を破壊しているところだった。
……ただし、普通にビームガトリング砲を使っている訳ではなく、まるで拳銃で撃つように一発ずつビーム弾を射出している。
いやまぁ、ビームガトリング砲の威力を考えると、普通に撃ってしまえば砲塔だけではなく艦そのものを貫通して破壊してしまうからな。
出来るだけ殺さずに生かして捕らえる必要がある以上、そのくらいの苦労はしょうがないのだろう。
ムウやイザークは、射撃武器ではダメージが大きすぎる、あるいはスレイのように攻撃するのは面倒臭いと判断したのだろう。射撃武器ではなくレーザーブレードやロシュセイバーを使って近接攻撃を行っていた。
メギロートはその口で、シャドウはプラズマ・バックラーやプラズマ・ステークを使っての攻撃を行っている。
無論攻撃されている軍艦の方でも黙ってやられるだけではなく、艦体に取り付いている機体に向かって攻撃をしようとするが……その辺のBETAであれば、それでも何とかなっただろう。だが、今回の場合は敵対している相手が俺達シャドウミラーなのだ。
近接防御火器のバルカン砲塔とかはメギロート以外には効果はなく、メギロートにしても長時間同じ場所に連続して攻撃を当てられ続けなければ損傷を受ける事はない。
そしてメギロートに搭載されているAIは長年戦いを行ってきただけの経験があり、同じ場所にじっとするような真似はせずにすぐその羽で飛び上がる。
そのまま軍艦から離れれば、大砲のような武器で攻撃も出来るのだろうが、メギロートは動き回っていても決して軍艦からは離れない。
それどころか、艦体の近くに纏わり付きながら攻撃を行っていき、バルカン砲を通り抜け様に足や口で破壊していく。
かといって、一撃である程度のダメージを期待出来る主砲をメギロートに向けて撃てば、回避された場合は味方の同士討ちとなる。
「軍艦が間合いを詰められた時点で終わりだった……な!」
こっちに向かってきたF-18に向かい、ツイン・ドライブをフル稼働させて一気に間合いを詰める……どころか、F-18の群れの中を突っ切っていく。
ただし、エナジーウィングを展開したままだ。
エナジーウィングの外側は、ビームサーベルのような近接武装になっている。それで通り抜け様に攻撃されれば、元々回避を重視して防御力を考えていない戦術機にはどうしようもない。
腰の辺りで上半身と下半身を切断されたF-18は、そのまま海へと
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