MPF
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魔力が数値として表示されます。
各チーム2名の数値の合計が高い順に順位をつけようと思います」
魔水晶ビジョンにイメージ図としてマトー君がMPFに杖から魔法を放ち、装置の上に50MPという数値が表示される映像が流れる。
「純粋な力比べか・・・これはちょっと分が悪いかな」
「頭脳派のヒビキには厳しいね」
競技参加者のヒビキさんとイヴさんがそう言う。
「ところでカナさん?今日の夜ってヒマ?」
「ん〜?」
ヒビキさんは隣でお酒の入っている瓶に口をつけているカナさんに話しかける。
「ヒマだけど・・・もう・・・一樽くらいしか入らないかも」
「飲みすぎだよぉ」キラッ
「っていうレベルじゃねーけどな!!」
「あらあら」
「すごいや!!」
「ワイルドォ」
闘技場にはカナさんがエルザさんとシリルが100体のモンスターと戦っている間に飲み干した大量の酒樽が転がっています。カナさんあんなにスタイルいいのにどこにあれだけのお酒が入るのかな?
「あの酔っ払い!!」
「ダメだな、ありゃあ」
「カナさん!!まだ競技終わってないですよ!!」
「ほえ?」
「まぁカナだし、仕方ないかな?」
ガジルさんとラクサスさんはお酒ばかり飲んでいるカナさんに呆れ、ジュビアさんが注意しようと叫ぶがすでに目がトロンッとなっているカナさんはわかっているのかよくわからない。カナさんの隣のミラさんはいつも通り笑顔を振り撒くだけだし、大丈夫なのかな?
「それでは始めましょ!挑戦する順番は先程の通りでカボ」
「じゃあ私たちからだね」
「私が先に行くよ!!」
最初の挑戦者は人魚の踵のミリアーナさん。ミリアーナさんは昨日まで被っていたフードコートを脱ぎ捨てるとそこからはまるで水着のような露出の高い服装へと変わる。
『おぉっと!!マントの下は何とも大胆な!!』
チャパティさんもミリアーナさんの格好に少々興奮気味、ミリアーナさんはそんなことなど気にすることなく手からMPFに向かって魔法を放ちます。
「キトゥンブラスト!!」
チューブがMPFの魔水晶へとぶつかり、その魔力の数値が表示されます。
ピッ【365】
『数値は365!!』
ザワザワ
ミリアーナさんの数値を見て観客たちは様々な反応を見せます。その理由は・・・
『とは言ったものの・・・比べる数値がないとこの数値が高いかどうかわかりませんね』
『うむ』
チャパティさんの言葉にヤジマさんがうなずく。
ミリアーナさんの出したこの数値はどれだけのものなのかMPFのことをよく知らない私たちと観客の皆さんはどんな反応をすればいいのか困っているのです。
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