MPF
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たちの不満にオババ様がそう怒鳴る。その被害者は間違いなくトビーだけどね。
「オババ様があれだけレオンの肩を持つのも珍しくよね?」
「それは俺も思った」
あたしとリオンはオババ様に聞こえないようにコソコソとそう言う。ジュラさんも全く注意する気もないみたいだし、もう本当に何かあるんじゃないの!?
『さぁ続いて聖十のジュラはこの数値をさらに更新することができるのか!?』
レオンとジュラさんがすれ違い様にハイタッチする、といってもレオンが手を出してジュラさんがそれに合わせて手を出しただけなんだけどね。
「そういえばリオンの言ってた心配って何なの?」
「ああ、それはだな・・・」
あたしがリオンにさっきの心配事を聞こうとするとジュラさんはMPFの前で手を合わせる。
『蛇姫の鱗ジュラ、集中しているようです』
目をつむり深く呼吸をしているジュラさん。その体が次第に光だすと同時に、会場であるドムス・フラウが大きく揺れる。
『地鳴りが!!』
『すごいプレッシャーを感じますね』
そしてジュラさんが目を開くとMPFの下からたくさんの光が現れ、MPFを飲み込む。
「鳴動富嶽!!」
その光は空へと伸びていき、次第に消えていく。
ピッ【8544】
MPFに表示された驚愕の数字に会場の観客たちは目を見張る。
『8544!?これはすごすぎる!!』
「ナニーッ!?」
「オッサンおかしいだろそれ!?」
「うわぉ!!」
「さすがの一言だな」
妖精の尻尾のAチームの人たちとレオンがそう言う。やっぱりジュラさんってすごすぎだね!!
「そのあまりの強さに聖十の称号を持つ者の出場を制限されないか、ということだ」
「そっか、それがリオンの心配」
リオンの心配にはあたしも納得できる。だってそれくらいすごいもんね。
ウェンディside
『こ・・・これはMPF最高記録更新!!やはり聖十の称号は伊達じゃない!!』
ジュラさんの数字はオルガさんの倍以上の数値、現時点でのトップは蛇姫の鱗のジュラさんとレオンさんの13342となりました。
「こりゃあたまげたわい・・・ギルダーツと良い勝負か」
「ウフッ。そのギルダーツの血を引くものがそこにいるのをお忘れなく」
マスターと初代が応援席でそんな話をしています。そう、次はついに私たち妖精の尻尾の番です!!
『最後の挑戦者は妖精の尻尾B、ミラジェーン&カナ!!』
「ヒック、やっと私たちの出番かい?」
コールを受けたカナさんはすで
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