第3章 リーザス陥落
第41話 心の強さ
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のハニワグッズの意味が判ったようだった。そして、ティティ湖には大神殿があり、その発展に信徒として尽くしているとの事だった。
熱弁を言っている間に、話は ランスの話に。同じ街であり、アイテム屋の為 何度か会った事はあるのだ。そして、要求するのも 大体同じ。
「ランスさんは 随分と熱心に誘ってきますが、私は、交合の行は 一般の方とは出来ないんですよ」
「こう、……え?」
かなみは、一体何のことか? と首をかしげる。ランスが迫る事と言えば……ヤらせろ、としか浮かばないのだ。
「男女の夜の営みの事です」
「ふぇっ!? ず、随分とはっきり言いますね……そ、その 営み、なんて……」
「ランスさんには、沢山迫られましたから。ユーリさんはそんな事なくて助かってます。はにわ様の正しき道から、踏み外す事にならないで済みましたので」
「ゆ、ユーリさんがそんな事迫るなんて無いですよっ!」
「ふふ、そうですね」
かなみを見てコリンは笑っていた。かなみがユーリを想っているのは傍から見れば良く判るからだ。
「随分と仲が良くなったようだな。2人とも」
「ひゃいっ!?!?」
「何をそんなに驚くんだよ……。コリンさん。これを頼むよ」
「はい!」
ユーリが持ってきた世色癌や元気の薬等の会計計算をするコリン。
「かなみも判っただろう?」
「えっ? な、何がですか??」
「彼女が随分と熱心なハニワ教の信徒だって事。結構面食らってたみたいだからさ? 今度、ティティ湖の大神殿に来てみないか? って誘われなかったか?」
「あ〜……はい。それは……」
かなみは頷いた。
熱心な信徒だということは、会話の流れから。そしてこの店を見たらよく判るのだから。そして、大神殿に関しても何度か言われた。勿論、今は大切な事をしているから、と断っていたが。
「はーい、ユーリさん。お会計は150GOLDになります〜!」
「ん。はい」
ユーリは、釣り銭なくGOLDを渡した。
「はい、まいどです! 今後ともよろしくお願いしますね? かなみさん。ユーリさん」
「はい」
「また利用させてもらうよ」
ユーリはそう言うと、店の外へと向かった。かなみも続こうとした時。
「かなみさん。がんばってくださいね? ハニワ様もきっと貴女の味方です」
「あっ……はい。ありがとうございます」
かなみは笑顔でそう答えていた。
ハニワが味方なのは……ちょっとどうかと思ったが、コリンに応援された事は嬉しかったようだ。頭を下げると、ユーリに続いていった。
今度、この町に来た時もきっとここを利用しようと強く思ったかなみだった。
――そして、ユーリは準備を整え ランスもラレラレ石を堪能したようで準備が
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