第三十話 平野大尉!コックは衛生第一!!その二
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「わかったわね」
「ああ、わかったぜ」
「何か料理対決の場所じゃないけれどな」
「とりあえずそこだな」
「そこで今回の勝負だな」
「そうよ、ちなみにペンギンの肉はまずいらしいわ」
瞬は鳥羽水族館にもいるこの生きもののことを話した。
「あと目を嘴で攻撃してくるからね」
「結構凶暴なんだな」
「外見は可愛いのにな」
「作者子供の頃ペンギンに持ってた水筒を猫じゃらしみたいにして遊んでたらしいな」
「カブトガニ掴み獲りしたりな」
幼い頃の話である。
「その鳥羽水族館でな」
「マジで怒られるってレベルの話じゃねえな」
「天然記念物にとんでもねえことしてるな」
「俺そんなこと出来ないぜ」
「俺もだよ」
あまりにも恐ろしい行いだからだ。
「作者も今思い出して背筋凍るみたいだしな」
「読者もそれはするなよ」
「下手したら死ぬからな」
「天然記念物死なせるなよ」
「ついでに言うとカブトガニ多分まずいぞ」
「食うところもないぞ」
実際に食べたことがないので詳しくは知らない。
「あんなのより蟹食え蟹」
「こっちの方がずっと美味い筈だ」
「鳥羽は魚がいいけれどな」
「蟹もいいぜ」
「いわし亭なんか凄く美味いぜ」
「鰯は美味いし身体にもいい」
本当のことである、鰯のよさがわからないということそれだけで味の楽しみをその分だけ知らないということだ。
「だから鳥羽に行ったら酔ってみろよ」
「お刺身も天麩羅も絶品」
「一食たっぷり楽しめる」
「鰯は馬鹿に出来ないからな」
「ええ、だから私もよく食べるわ」
瞬もだった。
「カルシウムがあるし、だから」
「ああ、そこから先はな」
「言わないでおこうな」
二人も瞬を気遣って言う。
「言って傷つくのはあんた自身だからな」
「そこからはな」
「ええ、けれど牛乳も飲んでるのよ」
ここでまた言う瞬だった、言わずにいられなかったのだ。
「毎日ね、けれどね」
「それでもか」
「やっぱり言うか、そこで」
「けれどな」
「それはな」
「背は伸びないのよ」
遂に自分から言った。
「これがね」
「まあそれはな」
「個人差あるからな」
「幾らカルシウム摂ってもな」
「動物性タンパク質も摂ってもな」
「お肉も食べてるわよ」
この場合は牛肉である。
「それでもなのよ」
「大きくならない」
「そうなんだな」
「それで今背どれ位なんだよ」
「俺達それぞれ百八十位あるけれどな」
特撮系の主人公というか登場人物は背も必要なのだ、一七〇位はないと画面で映えないと言われている。尚日本人の平均身長は一六五らしい。
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