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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十七話 ー襲撃犯、ですー
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の準備段階である。

「俺はレベル2のチューナー『Xーセイバー パシウル』でレベル7の『XX ーセイバー フォルトロール』にチューニング!」
「……ほう」

 パシウルが緑光を放つ輪へと分かれ、フォルトロールの通過する。直後、輪の中心を貫く極光が周囲を眩しく照らし出す。

「白銀の鎧輝かせ刃向かう者の希望を砕け!シンクロ召喚!出でよ!レベル9!『XX−セイバー ガトムズ』!」

 刃の十八番、シンクロ召喚により強力無比のモンスターがフィールドへと君臨する。

「俺はガトムズの効果発動!レイジグラをリリースして、あんたの手札一枚をランダムで捨てさせる!」

 ガトムズが身の丈ほどある大剣を振り下ろし、斬撃が男を襲う。

「その程度……、小手先だけの戦術など数多の修羅場をくぐり抜けてきた俺らには効かん!リバースカードオープン!『ブレイクスルー・スキル』発動!その効果により、ガトムズの効果を無効にする!」
「っ!」

 しかし、直撃する瞬間、霞のように消え去ってしまう。
 真澄、北斗、刃が考えた必殺コンボのうち、一つを見事に破られ、焦りが生じる。そして、男はそれを見透かしたかのように鼻で笑う。

「やはりな……。お前達には、命を賭して闘う覚悟など、微塵も感じられない!仲間の復讐の為などほざいておきながらこのざまか」

 ガッカリだ、と首を横に振る。
 しかし、ここまでバカにされ、黙っている三人ではない。もともと3対1と圧倒的なアドバンテージがある事を思い出し、多少の余裕が見られるようになる。

「あとは、頼んだぜ真澄!俺はこれでターンエンドだ」
「えぇ、決めてやるわ!ドロー!」

 勝利の為のバトンを真澄へと回す。そして、フィニッシャーの役割をもっている彼女は自らを鼓舞し、ドローする。

「まずは墓地の『ジェムナイト・サフィア』を除外し、『ジェムナイト・フュージョン』を手札に加える。そして、『ジェムナイト・フュージョン』を発動!手札の『ジェムナイト・ラピス』と『ジェムナイト・ラズリー』を融合!」

 二体の魔石が極光を放ち、交じり合い、深青の光を放ち新たなモンスターが真澄のフィールドへと降り立つ。

「神秘の力秘めし碧き石よ。今光となりて現れよ! 融合召喚! レベル5!『ジェムナイトレディ・ラピスラズリ』!
 そして、墓地に送られた『ジェムナイト・ラズリー』の効果により、墓地の『ジェムナイト・ラピス』を手札へと戻す。さらにラピスラズリーの効果発動!エクストラデッキから同名モンスターを墓地へと送り、フィールド上に特殊召喚されたモンスターの数×500ポイントのダメージを与える!」
「無駄ッ!俺は墓地から『RRーレディネス』の効果を発動する!」
「っ!墓地からだとっ!」

 ラピスラズリーの
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