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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十七話 ー襲撃犯、ですー
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か。腑抜けているにも、ほどがある」
「っ!なに??」

 挑発するように放たれた言葉はいとも簡単に北斗を激情させる。いつもならここで真澄から皮肉の一言二言、飛び出すところだが、今はそんな状況ではない。

「すぐに吠え面かかせてやる!僕はカウストの効果発動!グレディとカウストのレベルをそれぞれ1上げる!」

 カウストの弓が空へと放たれ、二体に光が降り注ぐ。星の恩寵を受けたグレディとカウストのレベルが5へと上昇する。

「僕はレベル5となったグレディとカウストでオーバレイ・ネットワークを構築!星々の光よ!今大地を震わせ降臨せよ!エクシーズ召喚!ランク5!『セイクリッド・プレアデス』!」

 紅い光の渦から現れたのは、北斗が絶対的な信頼を寄せるプレアデス。

「まだ僕のターンは終わらない!シェアトの効果発動!ポルクスを選択し、シェアトのレベルを同じにする!そして、レベル4となったシェアトとポルクスでオーバレイ!現れよ、ランク4『セイクリッド・オメガ』!」
「よっしゃ、決まったぜ!二連続エクシーズ!」

 見たか!と言わんばかりに活気付く三人。しかし、男の冷淡な態度は微塵も崩れず、それどころか落胆したような表情を見せる。

「ムカつくんだよ、その態度!僕はプレアデスの効果発動!オーバレイ・ユニットを一つ使い、フォース・ストリクスを手札に戻す!」
「ちっ……」

 唯一のモンスター、フォース・ストリクスをエクストラデッキへと戻された事に対してか、男は小さく舌打ちをする。

「僕はこれで、ターンエンドだ。刃、決めてやれ!」
「おう!まかしときな!とびっきりのをくれてやるぜ!ドロー??」

 真澄、北斗からバトンを受け継いだ刃は猛獣のような獰猛な笑みを浮かべ、デッキトップへと指をかけ、ドローする。
 そして、それを確認した北斗はあらかじめ立てておいたプランを実行する。

「僕はこのスタンバイフェイズに、プレアデスの効果発動!オーバレイ・ユニットを一つ使用し、お前の伏せカードを手札に戻す!」
「ナイスだぜ、北斗!」

 二枚の伏せカードの内、一枚が取り除かれ、男を守るカードは一枚のみとなる。

「先ずは『おろかな埋葬』を発動して、『X セイバー レイジグラ』を俺は手札から『XX(ダブルエックス)ー セイバー ボガーナイト』を召喚し、効果発動!手札からチューナーモンスター『X ー セイバー パシウル』を特殊召喚する。さらに俺のフィールドに二体以上の『Xー セイバー』が存在することにより、手札から『X ー セイバー フォルトロール』を特殊召喚する!そして、フォルトロールの効果発動!墓地からレイジグラを特殊召喚するぜ!」

 先の北斗のターン同様、複数のモンスターがフィールド上へと並ぶ。だがここまではただ
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