第四十一話 レベルアッパー取引現場
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
として、どういう偶然だか郵便局強盗に巻き込まれたのと銀行強盗に巻き込まれたのがそれぞれ一人ずつ居るじゃん」
「ええ、そうですわね……え?」
一通りの事情聴取が終わって、黄泉川さんが言った言葉に白井さんがうなずいてから首を傾げた。どうやら黄泉川さんはまだ俺の事を知らないらしい。そう言えば、郵便局強盗事件の時はまだ男女の切り替えが出来なかった頃なので、バンクを見てもそんな事が書いてあったはずは無いのだ。
「ん? どうかしたかじゃん?」
「いえ、神代さんは銀行強盗事件の時にも居たかと……」
「うん、居たね。姫羅だったけど」
白井さんの反応を不思議に思った黄泉川さんが聞いてきて、それに白井さんが答える。しかし、それだけでは伝わらないだろうと思ったので、俺も一言付け加えた。
「……きら? 神代姫羅ってお前かじゃん!?」
「ええ、そうですよ」
こうして黄泉川さんは大いに驚き、佐天さんと白井さんは苦笑いをしていたのである。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ