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ドウテイ
新宿
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おじさん出てきて、今日取り合えずお持ちいただいて、
後日もちろん無償でサイズお直しします。
みたいな事を言ってくれたの。

恭二ダメだって。

あいつ大人に対して引かないとあるよね。

結構待たされて、
お客にじろじろ見られるし、
わたしずっと下向いてた。
そしたら何とかしますって夕方まで待ってくれって。
恭二ポケットの袋からお金出して払った。
なんか払う姿が見てられなかった。
恭二が大丈夫だよ、かっぱらった金じゃないし、ちゃんとバイトした金だから。
残してもしょうがねえんだからって。
急に機嫌よくなって。
店の中で手つないでくれて外に出た。

手つながれたら涙止まらないし。
恭二がおなか空いたってマック行ってばくばく食べて。
わたしショックで食欲ないし。
泣き顔恥ずかしくて、公園とかで時間つぶしてたんだけど、
まあ店行くかって感じで店の前で写メ撮ったの。

それは知ってる。恭二の家で見た。
恭二の携帯が鳴って、店入って、したまま帰りますって恭二が指輪はめてくれて。
ブルーの袋もってね。


電車のアナウンスがなった。
恭二を立たす、
反対側のドアへ。
ももちゃんの指、ハートの金の指輪。

恭二ホームでもリバース。

だめだよももちゃんタクシーで家まで送るよ。
タクシー4人で乗る。

ももちゃんのアパートに着く。
ここでいいよ、ほんとに今日ゴメンネ。
俺も遠慮してここでって。
タクシー動き出す。
後ろ振り返ると恭二座りこむ。

すみませんバックしてください!

運転手、困ったやつらだって感じでバック。
ちょっと待っててください。
降りて恭二に肩かして二階へ。
鍵開けてもらって中へ。
靴を、ももちゃんが脱がす。
ベッドに運ぶ。

作りかけの料理。洗濯ものとか、かかってる服。
見ちゃだめな感じだが、女の子の一人暮らしの部屋デビュー。
マキが、大丈夫だと思うけど、うつ伏せか横に寝かしてね。
ほんとにやばかったら救急車とか・・。
何かあったら電話してよ。
ももちゃん外まで送ってくれる、本当にごめんね。

俺、運転手にわびる。

マキ、家には帰りたくないって。
じゃあおれんち?。
終電、もうねえな。タクシー代だいじょうぶかな。

マキ、疲れたね?
うん。
恭二もいいとこあるね。
まあね。
ももちゃん幸せなのかな?
たぶんね。二人にしか分からないことってあるのよ。
マキは俺の肩に頭をのせた。


テイファニーを出てね、有楽町まで歩いたの。
指から外れて落っこどしたらどうしようって、
何回も確認したわけ。
そしたら恭二が、失くしても自分で買いなおしたりするなよって。(買えないよ)。
失くしたら嘘つかないで正直に言
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